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独紙評価:得点絡んだ香川は及第点「見る価値があるループパス」「昨季の低調を過去とした」

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 ドルトムントMF香川真司は12日、ブンデスリーガ第4節ハノーファー戦で90分プレーし、得点に絡んで4-2の勝利に貢献した。ドイツメディアは、香川に及第点をつけている。

 これまでのアウェーでのハノーファー戦では、3試合すべてでゴールを決めるなど、相性の良さを見せていた香川だったが、この日はゴールを奪うに至らなかった。それでも、得点に絡んでチームの勝利に貢献している。

 その香川に対し、ドイツ『ビルト』は途中出場のMFアドナン・ヤヌザイらと同じ「3」と及第点をつけている。なお、同メディアは右サイドバックで高い攻撃力を見せたDFマティアス・ギンターに「1」をつけて絶賛している。

 一方、地元メディア『Waz』でも、香川は「3」という採点。同メディアでは、ギンター、GKロマン・ビュルキ、MFヘンリク・ムヒタリアンが「2.5」でチーム最高タイの評価だった。香川については、寸評で次のようにコメントしている。

「ギュンドガンとムヒタリアンとともに、いくつか美しいコンビネーションを見せるも、それぞれフィニッシュの場面に入ると、決定力を欠いた。例えば、12分にはペナルティーエリア内で横パスを受けたが、このテクニシャンはシュートをためらい、ターンしながら外している。多くの労力を注ぎ込んだ が、成果はそれほど見られず。だが、チームの3点目は、大部分が彼のものだった。ペナルティーエリア右から見る価値があるループパスでギンターを生かすプレーを見せたのだ」

 同じく地元の『ルールナハリヒテン』でも、香川の評価は「3」。ビュルキが「2」とチーム単独最高 となり、ギンターとムヒタリャンが「2.5」だった。香川への寸評では次のように記されている。

「この日本人は、昨シーズンの低調を過去のものとしたようだ。ドルトムントのプレーエリアを度々上手く変え、常にボールを受けられる構えを取っていた」

 ドルトムントはクラブ史上初めて開幕4連勝を記録。17日にヨーロッパリーグ開幕戦でクラスノダールと対戦し、ブンデスリーガ次節ではレバークーゼンをホームに迎える。

(※ドイツメディアの採点は1が最高、6が最低)

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