マンチェスター・ユナイテッドに2001-02シーズンから5シーズン在籍し、公式戦219試合で150得点を挙げた元オランダ代表ルート・ファン・ニステルローイ氏が今夏加入したフランス代表FWアントニー・マルシャルを絶賛している。英紙『デイリー・メール』が報じている。

　今夏、モナコから移籍金3600万ポンド(約66億円)でユナイテッドに加入したマルシャル。10代史上最高額ということもあり、大きな注目を集めたが、12日のプレミアリーグ第5節リバプール戦で後半20分から途中出場すると、同41分に試合を決める3点目を挙げ、3-1の勝利に大きく貢献した。さらに15日のUEFAチャンピオンズリーグ・グループリーグ第1節PSV戦で先発出場も果たすと、得点こそなかったが、ポストプレーなどでチームに貢献し、フル出場を果たした。

　PSV戦の観戦に訪れたファン・ニステルローイ氏は同紙によると、マルシャルのスピードとゴールを狙う姿勢に感銘を受けているようで、「彼はユナイテッドが求めている生粋のストライカーのように見える。彼がリバプール戦でのプレーを維持できれば彼はユナイテッドに革命を起こす」と“アンリ2世”とも呼ばれるマルシャルを絶賛し、「彼は予想だにしなかった成功となるかもね」と付け加えた。

　しかし、加入間もないこと、まだ19歳であることから「彼には時間が必要だ」と説くファン・ニステルローイ氏。それでも「彼は沢山の能力を持ち合わせているように見える」と今後の活躍に期待を寄せた。

---

●プレミアリーグ2015-16特集