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敵地で勝ち点獲得も16試合勝ちなし…山形GK山岸「勝ちたかったのが本音」

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[9.20 J1第2ステージ第11節 柏0-0山形 柏]

 柏レイソルのホームに乗り込んだモンテディオ山形は、4試合ぶりの勝ち点をつかんだものの、試合後のキャプテンGK山岸範宏の口は重かった。「勝ちたかったのが本音かな。我々に必要なのは勝利なので、アウェーでドローだったからといってOKではない」。16戦勝ちなし、年間18位と苦戦を強いられている山形にとって、必要なのは勝ち点「3」だった。

「なかなか勝ち点を積み上げられない要素のひとつがゴールというのは誰が見ても明白」と守護神が指摘するように、ここまでの27試合で山形は挙げた得点は「18」。この日も10本のシュートを放ち、ゴールポストを直撃するなどチャンスをつくりながら無得点に終わった。

「判断のミスとか、プレーのミスを改善しないとなかなか点は取れないと思う」。石崎信弘監督は無失点で終えた選手を称えながらも、攻撃面に関しては課題とした。リーグ最小の得点数が勝利を遠ざけていることは間違いないが、「アタッカー陣だけの問題ではなくチーム全体の課題、責任として目を背けてはいけない」と、山岸はチームとして取り組む必要があることを強調した。

 山形は23日に第2ステージ第9節延期試合を戦うが、同じく降格圏である年間16位に沈む松本のホームに乗り込む。年間18位の山形は、“直接対決”となる重要な一戦を迎える。「直接対決に勝って是が非でもしがみついていきたい」とDF渡辺広大は残留への思いを吐露すれば、そのためには勝ち点3が至上命題だと山岸は語気を強めた。「アウェーといえど、しっかり勝利をつかんで山形に帰りたいと思います」。

(取材・文 奥山典幸)

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