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スペイン政府スポーツ上級委員会:「カタルーニャが独立すればバルサはアヤックスやセルティックのようになる」

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 スペイン政府・スポーツ上級委員会のミゲル・カルデナル委員長は、もしカタルーニャがスペインから独立すれば、バルセロナのクラブ規模が縮小されるとの見解を示した。

 9月27日に自治州議会の解散・総選挙を行うカタルーニャ。アルトゥール・マス州知事が率いる独立派カタルーニャ民主集中党(CDC)と、同じく独立派のオリオル・ジュンケラス率いるカタルーニャ共和主義左翼(ERC)が過半数の議席を獲得すれば、独立への道が本格化することになる。そうなった場合、同州に拠を構えるバルセロナは、リーガエスパニョーラから脱退する可能性がある。

 この問題についてカルデナル委員長は、もしバルセロナがリーガから離れる場合、現在のメガクラブとしての地位を維持することは困難との考えを口にしている。

「現代のサッカークラブの収入は、テレビ放映権によって決定づけられる。なので、もしカタルーニャが800万人の国民がいる国となれば、アヤックス、セルティック、スタンダール・リエージュのような下部組織中心のチームとなるだろう。チャンピオンズリーグのベスト16やベスト8までたどり着くまでの道のりは、相当険しくなるはずだ」

 カルデナル委員長はまた、「カタルーニャの独立が決定すれば、同地方のクラブがどこに所属するかについて話すなど、馬鹿げたことに思える」と、カタルーニャが実際に独立したとして、バルセロナがリーガにとどまり続けることは難しいとの考えだ。一方、「もしバルサとエスパニョールがリーガに所属することを望み続けているとしたら、スペインとの絆が深いからだろう」とも話している。


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