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後任選びを振り返るファーガソン氏 「モイーズの前にグアルディオラに声をかけていた」

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 元マンチェスター・ユナイテッド監督のアレックス・ファーガソン氏は、ユナイテッドの後任監督として現バイエルンのジョゼップ・グアルディオラ監督に誘いをかけていたことを明かしている。

 26年間にわたってユナイテッドを率いて数々の成功を手にしたファーガソン氏は、2012-13シーズンの終了後に勇退。エバートンを率いていたデイビッド・モイーズ監督が後任に任命されたが、チームは不振に陥り、翌シーズンの終了を待たずモイーズ監督を解任することになった。

 自身の引退を決意する前に、ファーガソン氏はグアルディオラ監督に接触していたという。今週発売される著書『Leading』で次のように記したとしてイギリス複数メディアが伝えている。

「2012年(9月)にニューヨークでジョゼップ・グアルディオラとディナーをともにした。だが、直接的な提案ができたわけではない。その時点では引退を予定してはいなかったからだ」

「彼はすでにバルセロナで羨ましいほどのトロフィーを手に入れていて、私は彼を強く評価していた。別のクラブからのオファーを受け入れる前に私に電話してほしいと伝えたが、彼はそうすることなく、2013年7月にバイエルンへ行くことになった」

 ほかにも数人の候補が検討されたが、いずれもユナイテッドに招へいするのは不可能な状況だったとのことだ。

「後任を探すプロセスを開始したとき、非常に望ましい何人かの候補は招くのが不可能だと分かった。ジョゼ・モウリーニョはロマン・アブラモビッチにチェルシー復帰を約束していたし、カルロ・アンチェロッティはレアル・マドリーを引き継ぐことになっていた」

「ユルゲン・クロップがボルシア・ドルトムントで満足していて、新たな契約にサインすることも分かっていた。ルイス・ファン・ハールはオランダ代表で2014年W杯優勝を目指すことを引き受けていた」

 結局、モイーズ監督解任に続いてライアン・ギグス氏が暫定的にチームを引き継いだ後、昨年夏にブラジルW杯を終えたファン・ハール監督がユナイテッドの新たな指揮官に就任。2年目のシーズンを迎えている。

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