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[国内杯]榊が先制弾、本田経営クラブ善戦も…南野1G1Aのザルツブルクに延長戦の末敗れる

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[9.22 オーストリア国内杯2回戦 ホルン 2-3 ザルツブルク]

 オーストリア国内杯は22日、2回戦を行い、FW南野拓実の所属するザルツブルクと日本代表MF本田圭佑が実質的なオーナーを務める3部のSVホルンが対戦し、ザルツブルクが延長戦の末に3-2の勝利を収めた。先発フル出場を果たした南野は1ゴール1アシストの活躍で勝利に貢献した。

 前半9分に先制したのはホルンだった。右サイドからのクロスをFW榊翔太がヘディングで決めてスコアを1-0とした。榊は1993年8月3日生まれの22歳。12年に下部組織から札幌のトップチームに昇格し、今夏ホルンのトライアウトに参加して合格していた。

 まさかの先制を許したザルツブルクだったが、前半19分に同点に追い付く。右サイドから展開すると、最後はこぼれ球に反応した南野がダイレクトで強烈な左足ボレーを突き刺して試合を振り出しに戻した。さらに同41分、左サイドから南野が送ったグラウンダーのクロスをFWスマイル・プレブリアクが流し込んで逆転に成功する。

 2-1とザルツブルクがリードして後半を迎えると、両チームともにゴールを狙いながらもスコアが動かないまま試合は進んでいく。しかし後半42分、左サイドから送られたグラウンダーのクロスをステファン・ラコビッチが押し込み、ホルンが土壇場で同点に追い付いた。

 試合は延長戦までもつれ込むと、延長前半2分にFWホナタン・ソリアーノが個人技からネットを揺らしてザルツブルクが勝ち越しに成功。すると同5分に榊をベンチに下げたホルンは、同10分に退場者を出してしまい数的不利に陥ってしまう。その後スコアは動かずにザルツブルクが3-2の勝利を収め、苦しみながらも3回戦に駒を進めた。


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