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千葉が松田の「プロ初」2発で完勝、栃木はいよいよ最下位に転落

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[9.23 J2第33節 千葉2-0栃木 フクアリ]

 ジェフユナイテッド千葉がホームで栃木SCを2-0で下した。千葉は8月23日の横浜FC戦以来、3試合ぶりの白星。栃木は4戦勝ちなしでついに最下位に転落した。

 千葉が3試合ぶりの勝利を快勝で飾った。先制点が決まったのは後半2分、FW森本貴幸からの縦パスを受けたFW松田力がワントラップからミドルシュートを狙う。「トラップミスだったが、後半最初のシュートだったので、思い切って打った」。右足から放たれたシュートはゴール左隅にきっちりと収まる。

 さらに追加点は後半35分、長いゴールキックをFWオナイウ阿道が落としたボールが前線のスペースにこぼれる。これに走り込んだのも松田。「プロになって初めての2得点。ラッキーなゴールだった」と振り返った、走り込みながら右足アウトで蹴り込むループシュートで、GKの頭上を越した。

 大混戦にあるプレーオフ進出圏内だが、千葉が勝利したことで、“ライン上の競り合い”はさらに激しくなった。残りはまだ9試合あるが、気の抜けない戦いはもう始まっている。

 次節はポイントの一つとなりそうな、敵地での首位・大宮戦。関塚隆監督が「次につながる勝利になった」と喜べば、松田も「チームとしても勢いに乗れるので、今日の勝利は大きいと思う」と大宮戦を意識したコメントを残した。

 対する栃木は勝ち点31で足踏み。終盤にはFW廣瀬浩二がゴールネットを揺らしたが、オフサイド判定で得点が認められることはなかった。最下位の大分が勝ち点を32に伸ばしたことで、今季初の最下位に転落。20位の岐阜も勝利したことから、J2残留圏も勝ち点4差に遠のく痛い敗戦となってしまった。


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