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クラブ史上最高額の移籍金でシティに加入したデ・ブルイネ 「スターになりたいわけじゃない」

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 マンチェスター・シティが今夏、ボルフスブルクから獲得したベルギー代表MFケビン・デ・ブライネは、その価値を示すようなプレーを見せている。しかし、世界中からスタープレーヤーが集まるクラブで、デ・ブルイネが望んでいるのは主役となることではないようだ。

プレミアリーグのウェスト・ハム戦で初先発初ゴールを記録。続くキャピタル・ワン・カップのサンダーランド戦でも1得点を挙げて、4-1の勝利に貢献した。新天地で好スタートを切ったベルギー代表MFの言葉をイギリス『テレグラフ』が伝えている。

「僕はスターになりたいわけじゃない。ただ、良いプレーがしたいだけだ」

「たしかに、僕には大きな金額の値札が付けられていた。でも、4年の契約が残っていたし、ボルフスブルクは僕を放出したくなかったんだ。だから、契約が1年しか残っていなくて、クラブが放出を望んでいたケースとは、まったく違うんだ」

 マンチェスター・シティは、デ・ブルイネを獲得するために、103億円というクラブ史上最高額となる移籍金を支払った。だが、ベルギー代表の逸材は、スター選手が集まるチームでは主役にならなくて済むと考えているようだ。

「大金だよ。でも、僕はサッカーをプレーする必要があった。移籍金は高額だったけど、ここでは僕だけではない」

「ボルフスブルクでは、僕がスターだった。でも、僕は多くを喋るタイプの人間ではない。キャプテンもやりたくない。ロッカールームで大きな声を出すこともない。それは僕のスタイルじゃないんだ。僕はピッチ内のことに集中して、チームを助けるだけだ」

 加入直後は、ベンチスタートの試合もあった。しかし、MFダビド・シルバの負傷もあり、ここ2試合は先発出場が続いている。シティでの熾烈な定位置争いも、望むところのようだ。

「シティに加わることができて良かったよ。問題はほとんど何もない。何人かケガ人が出た関係で、予定よりも早く出場機会を得ることができた。でも、こういう戦い方をするチームに加われて良かった。僕は最も力のある選手ではないけど、こういうプレーをするチームが好きだ」

「ここではポジション争いも激しい。多くの試合があることは良いことだね。ケガをする選手が出て、3日ごとに試合がある。6、7、8試合プレーしたら、ベンチに入る。それはボルフスブルクで全試合プレーした昨季より、良いことかもしれない。何試合かは、疲労を抱えたままプレーしていたからね」

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