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曽ヶ端がまさかのポロリ…浦和、興梠の決勝弾で鹿島に逆転勝利!!

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[9.26 第2ステージ第12節 鹿島 1-2 浦和 カシマ]

 J1は26日、第2ステージ第12節を行い、県立カシマサッカースタジアムで第2S2位の鹿島アントラーズと第2S4位の浦和レッズによる上位対決が行われ、浦和が2-1の逆転勝利を収めた。

 ホームの鹿島は9月19日に行われた第11節甲府戦から先発1人を入れ替え、DF昌子源を先発起用。一方の浦和も前節清水戦から先発1人を入れ替え、出場停止の明けたDF槙野智章がスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 試合はいきなり動く。前半3分、先制に成功したのはホームの鹿島だった。FW金崎夢生とのパス交換から左サイドを駆け上がったMFカイオがグラウンダーのクロスを送ると、逆サイドからゴール前に走り込んだMF遠藤康がネットを揺らしてスコアを1-0とした。しかし、すぐさま浦和が同点に追い付く。前半6分、左サイドでMF梅崎司、MF武藤雄樹とパスをつなぐと、武藤のスルーパスからDF宇賀神友弥が最終ラインの裏に飛び出し、グラウンダーのクロスをMF高木俊幸が流し込んで試合を振り出しに戻した。

 その後は鹿島がリズムを生み出し、前半20分にはPA内に進入したFWダヴィがGK西川周作との1対1を迎えるが、シュートは西川にブロックされて勝ち越しゴールとはならず。同23分にはCKの流れから、こぼれ球を昌子が蹴り込んだがオフサイドの判定に取り消される。さらに前半アディショナルタイムにはダヴィがすらしたボールから抜け出した金崎が決定機を迎えるも、シュートは西川に弾き出されてしまった。

 1-1のまま後半を迎えると、浦和はFWズラタンとMF青木拓矢を投入し、システムを3-4-2-1に変更した。前半3分にはズラタンのパスから抜け出したFW興梠慎三が左足でネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定。同9分には左サイドでボールを受けた武藤がシュートを狙ったが、GK曽ヶ端準の守備範囲に飛んでしまった。

 後半11分には鹿島が好機を生み出し、MF柴崎岳のFKから金崎がヘッドで合わせたが、ボールはクロスバーにはね返されてしまう。さらに同21分には、左サイドを駆け上がったDF山本脩斗のグラウンダーのクロスから遠藤が左足で狙うもボールはわずかにゴール右へと外れた。

 すると後半27分、思わぬ形で浦和に勝ち越しゴールが生まれる。素早いリスタートから左サイドに展開して宇賀神がクロスを送ると、ハイボールに対応しようとした曽ヶ端がまさかのキャッチミス。こぼれ球を興梠が豪快に蹴り込んでスコアを2-1とした。

 逆転を許した鹿島は同29分、柴崎のミドルがゴールを強襲するが西川に弾き出され、こぼれ球に反応したダヴィのシュートは枠を捉え切れなかった。さらに同35分にはCKからカイオがダイレクトボレーを放つが、西川の正面に飛び、同点ゴールとはいかず。その後、鹿島の猛攻をしのぎ切った浦和が2-1の逆転勝利を収めて、3連勝を飾った。

(取材・文 折戸岳彦)
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