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浅野、途中出場で2発!広島大勝で清水は年間最下位に転落

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[9.26 J1第2ステージ第12節 清水1-5広島 アイスタ]

 第2ステージ首位のサンフレッチェ広島はアウェーで清水エスパルスに5-1で大勝し、2試合ぶりの白星を挙げた。これで5戦負けなし(4勝1分)。この日、第2ステージ2位の鹿島が敗れたため、首位をキープし、鹿島との勝ち点差も「3」に広げた。年間順位では首位の浦和を勝ち点2差で追っている。

 最初の決定機はホームの清水に訪れた。前半4分、MFピーター・ウタカが右サイドに展開し、MF大前元紀がグラウンダーのクロス。FW鄭大世がワンタッチで落としたボールをウタカが左足で狙ったが、DFの体を張ったブロックに阻まれた。

 すると前半19分、広島は相手FKのセカンドボールを自陣で拾ったMFミキッチがドリブルで駆け上がり、中央に走り込むMFドウグラスへパス。ドウグラスは前に出てきたGK杉山力裕もかわして無人のゴールに左足で流し込み、鮮やかなカウンターアタックで先制点を奪った。

 前半24分には右CKからニアサイドのDF水本裕貴がヘディングシュート。水本の今季初ゴールで2-0とリードを広げた。一方の清水は前半43分、大前の右CKにDF平岡康裕が頭で合わせたが、わずかにゴール右へ。前半を2点ビハインドで折り返した。

 広島は後半14分、FW佐藤寿人がFW浅野拓磨と交代。FW中山雅史の持つJ1歴代最多得点記録の157ゴールにあと1ゴールと迫っている佐藤だが、3試合連続ノーゴールで記録達成は次節以降に持ち越しとなった。

 清水は後半19分、大前の左FKに鄭大世が頭で合わせ、2試合連続ゴールで1点差に詰め寄るが、広島は後半30分、GK林卓人からのパントキックに浅野が抜け出し、GKもかわして右足でシュート。3-1と突き放すと、後半35分にもドウグラスのパスを受けた浅野がGKとの1対1から右足のチップキックでゴールネットを揺らした。後半アディショナルタイムにはMF柏好文がダメ押しの5点目。5-1のゴールラッシュを締めくくった。

 途中出場で2ゴールの浅野は2試合ぶりの得点で今季通算8ゴール。そのすべてを途中出場で決めている。今季は開幕から2試合連続で先発したが、その後はスタメンから外れ、この日で25試合連続の途中出場。佐藤に代わってピッチに入る試合が多いが、試合後のインタビューでは「ベテランの人たちがいい背中を見せてくれているので、それに負けないように頑張っている。今は途中からだけど、いずれは最初から出てゴールもどんどん取って、チームの勝利に貢献できるようになりたい」と語っていた。

 一方、年間順位で降格圏の17位に低迷している清水は前節の浦和戦(1-4)に続く大敗で2連敗。田坂和昭監督就任後、7試合勝ちなし(3分4敗)となり、最下位の山形がこの日引き分けて勝ち点1を上積みしたため、勝ち点21で並び、得失点差で年間最下位に転落した。

[J1]第2ステージ第12節 スコア速報

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