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前半に退場者出したミラン、下位ジェノアに敗れ連勝止まる…本田は4試合ぶり出番なし

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[9.27 セリエA第6節 ジェノア1-0ミラン]

 セリエAは27日、第6節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でジェノアと対戦し、0-1で敗れた。ミランの連勝は2でストップ。3試合ぶりとなる3敗目を喫した。また、4試合ぶりのベンチスタートなった本田は、今季2度目の出番なしに終わっている。

 攻撃陣が好調のミランは2試合連続3-2で連勝中。前節のウディネーゼ戦はFWマリオ・バロテッリが復帰後初ゴールを記録するなど、勢いが出始めている。ただ、ここまで4試合でトップ下の先発を担ってきた本田にはゴールに絡むプレーはなく、イタリアメディアも厳しい論調で書きたてていた。今節は故障で出遅れていたMFアンドレア・ベルトラッチが復帰したこともあり、4試合ぶりのベンチスタート。本田に代わってトップ下にはMFジャコモ・ボナベントゥーラが入った。

 しかし、ミランは出端を挫かれてしまう。前半10分、MFブレリム・ジェマイリが壁の間を抜くようにして狙ったFKが、壁に入ったボナベントゥーラに当たってコースが変わる。不運な形でボールはゴール右隅に吸い込まれ、第2節以来ゴ―ルのなかったジェノア相手にいきなりビハインドを背負わされることになった。

 さらにミランに試練が襲う。前半42分、18分にもイエローカードを貰っていたDFアレッシオ・ロマニョーリが、2枚目の警告を受けてしまい、退場。数的不利を強いられることになった。

 まずは同点に追いつくこと。狙いを明確にしたミランだが、気持ちとは裏腹に、効果的な攻撃に繋げることができない。後半16分にバロテッリがFKを狙うが、枠を捕えることは出来ない。同18分にも裏に抜けたバロテッリが決定機を迎えるが、シュートはGKの正面を突いてしまった。

 後半35分、シニシャ・ミハイロビッチ監督は3枚目のカードとして、ターンオーバーのためベンチスタートさせていたFWカルロス・バッカをボナベントゥーラに代えて投入。この時点で本田のこの日の出場はなくなった。ピッチにバロテッリ、FWルイス・アドリアーノ、バッカと強力ば攻撃陣を揃えて、まずは敗戦だけは避けに行く。しかし10人では完全に守りを固めたジェノア守備網を崩し切ることは出来ず、今季3敗目を喫してしまった。


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