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リハビリ中のシャルケDF内田が現況語る、移籍した友人・ドラクスラーへの思いも

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 シャルケに所属するDF内田篤人がクラブ公式チャンネルの『シャルケTV』のインタビューへ応じ、現在の状況について語った。6月上旬に日本で右膝膝蓋腱の手術を受け、リハビリ中のDFだが順調にトレーニングへ取り組んでいるようだ。

 現況について、「膝に関してはだいぶ良くなってきた。痛さが出ないようにやっていますし、いいトレーナーさんがいるので大丈夫です」と笑顔をみせた。

「6月に日本で手術をしてもらい、そのままリハビリ施設に入って、最初はあまり出来ることは少なかったので、どちらかというとのんびりしていましたけど。徐々に練習ができるようになってシャルケに戻ってきて、リハビリしている感じです。日本ではオフだったので、友達に会ったり、松葉杖をつきながら実家に帰ったりしました」

 おもに室内でトレーニングへ取り組んでいる内田。そんな日々については「1日のスケジュールは9、10時に来て。早くて14、15時までやってます。最初は電気治療をしたり、ストレッチやマッサージをしてもらったり。その後はトレーニングですね。腿や膝周りの筋肉をつけたり。上半身も強くしないといけないので、そういう練習をしています」と説明した。

 復帰時期については多くを語らず。「復帰時期はまだ分からないですね。めちゃくちゃ時間がかかるわけではないですけど、復帰時期を言って遅れることもあるので。あまりメディアの前で言いたくないというのはありますし。僕の場合は結構、腱を取ったので。様子見と言う感じ。なのではっきりとは分からないです。徐々に徐々にという感じです」と言うに留めている。

 内田が離脱中にシャルケは監督が交代。今年6月にアンドレ・ブライテンライター氏が就任した。しかし、コミュニケーションは取れているようで「よくロッカールームにも行きますし、監督さんにも会うので。そこでコミュニケーションを取っていますし、今はチームがいい感じで勝ち点を重ねているので、練習やロッカーの雰囲気もいいですし、早く戻りたいという感じです」と言う。

 現在のシャルケは開幕から5勝1分1敗で3位へつけている。内田は「チームは今、いいスタートが切れていると思いますし。若い選手がどんどん試合に出ていると思うので。この勢いのままいってほしいと思います」とチームの好調ぶりを喜んだ。

 また、今夏にクラブへ加入した右サイドのライバル、DFジュニオール・カイサラとDFサシャ・リーターについては「カイサラは前の力が強い選手だなと思います。攻撃的で。リーターはなんだろう……試合展開を見ながら全てのことに柔軟に対応できる選手なので。上手くゲームや自分をコントロールできる選手なので。2人から本当にいろいろ学べたらいいかなと思います」と語った。

 今夏にはシャルケの10番を背負ってきたMFユリアン・ドラクスラーボルフスブルクへ移籍した。仲の良かったドラクスラーがクラブを去ったことについて、内田は理解を示す。

「ユリアンは若いけどシャルケのなかで育ってきて、僕は彼はシャルケに本当によく貢献してきたと思います。なので、彼のために環境を変えたほうがいいかなとは思っていましたし、残って欲しいなとは思ったけれど、彼のことを思えばステップアップというか環境を変えるという意味では移籍も一つの手だったので」

「ロッカーも隣だったし、とても寂しいですが……対戦したら削ってやりたいと思います(笑)」とカメラ目線で冗談まじりに語ると、「ユリアンには本当に助けてもらいましたし。またどこかで会えれば。日本に遊びに来てくれることでしょう」と微笑んだ。


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