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河野の“右膝弾”で広島撃破!!年間3位のF東京が上位猛追

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[10.3 J1第2ステージ第13節 広島0-1F東京 Eスタ]

 年間順位3位のFC東京はアウェーで同2位のサンフレッチェ広島に1-0で競り勝ち、広島との勝ち点差を「3」に縮めた。年間首位の浦和とも勝ち点6差。第2ステージの順位でも首位・広島と勝ち点4差の暫定3位に浮上するなど、上位を猛追している。

 広島は前半3分、MF青山敏弘のロングフィードに反応したFW佐藤寿人が胸トラップから右足を振り抜くが、クロスバーの上へ。F東京は同18分、DF太田宏介の右CKからこぼれ球をエリア外のFW河野広貴がミドルシュートで狙うが、GKの好セーブに阻まれた。

 前半をスコアレスで折り返すと、F東京は後半2分、MF米本拓司の左クロスからMF橋本拳人がヘディングシュートを放つが、惜しくも左ポストを直撃。広島も同9分、左CKのショートコーナーからMF森崎和幸のクロスにMFドウグラスが頭で合わせたが、枠を捉え切れなかった。

 互いに決定機を生かせず、試合は0-0のまま推移する。広島は後半17分、佐藤に代えてFW浅野拓磨を投入。FW中山雅史の持つJ1歴代最多得点記録の157ゴールにあと1ゴールと迫っている佐藤だが、4試合連続ノーゴールで記録達成はまたしても持ち越しとなった。

 するとF東京は後半25分、太田の左クロスをFW前田遼一が頭で落とし、橋本がシュート。これが至近距離で河野の右膝に当たってコースが変わり、ゴールネットに吸い込まれた。河野は待望の今季初ゴール。結果的にこれが決勝点となった。

 1点ビハインドを負った広島は後半39分、MF山岸智の左クロスからドウグラスがMF高橋秀人と競り合いながらダイビングヘッド。GKが弾いたボールをMF清水航平が押し込んだが、ドウグラスのプレーが高橋へのファウルを取られ、得点は認められなかった。同43分には日本代表に復帰したDF塩谷司の強烈な左足ミドルがGKに弾かれたところに浅野が詰めたが、右足のシュートは外側のサイドネットだった。

 1点が遠かった広島は0-1の零封負けで6試合ぶりの黒星。第2ステージ首位は守ったものの、2位鹿島に勝ち点28で並ばれた。年間順位は2位のまま変わらなかったが、年間首位・浦和との勝ち点差は「3」に広がり、年間3位のF東京にも勝ち点3差まで詰め寄られた。

[J1]第2ステージ第13節1日目 スコア速報

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