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モウリーニョ、PK判定に怒り「FAが処分したいならすればいい」

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 チェルシージョゼ・モウリーニョ監督が、サウサンプトンに敗れた3日のプレミアリーグ第8節の試合後、判定を批判した。イングランドサッカー協会(FA)に罰せられても構わないと述べている。

 10分に先制しながら逆転負けし、今季4敗目で16位と低迷するチェルシー。モウリーニョ監督は57分、FWラダメル・ファルカオがペナルティーエリア内で倒れたもののPKにならず、シミュレーションと判断された場面に納得がいかないようだ。

 試合後、モウリーニョ監督はイギリス『スカイ・スポーツ』で次のように述べている。

「トップにいるとき、我々を引きずりおろそうとすることに大きな喜びがあるのは分かる。だが、落ちているときは、少し誠実になり、審判たちがチェルシー有利の判定を下すのを恐れていることを明確にする必要があると思う。あのとき、スコアは1-1だった。大きなPKがあった。そしてまた、我々にPKは与えられなかった。1-1だったから、非常に重要なタイミングでのPKだった」

「FAが私を罰したいなら、罰すればいい。彼らはほかの監督たちを罰しないが、私を罰する。私にとっては問題じゃない。だが、私は繰り返しておきたいんだ。選手たちやファンはそれに値するからね。審判たちは、チェルシーに有利な判定を下すことを恐れている」

 チャンピオンズリーグのポルト戦でも終盤にPKが与えられなかったと不満を漏らしたモウリーニョ監督は、この日のPK判定は極めて重要だったと繰り返した。その理由は、チーム状況にもあるようだ。

「このPKは非常に重要だった。なぜか分かるかい? 今の私のチームは、ネガティブなことがあると、最初の1回で崩れ落ちてしまうからだ。精神的に、チームは信じられないほどに落ちているんだよ」

「前半の我々はクオリティーを出せなかったが、コントロールしていた。だが、集中を欠いた一つのミスで失点し、普通の状況でハーフタイムを迎え、後半に自分たちの試合をしようと臨んだ。ハーフタイムに、選手たちには『パニックになるな。0-4で負けているわけじゃない。1-1だ』と言った」

「チームは良いスピリットで後半に臨んだんだ。そして我々は大きなPKを手にしたが、主審はそれを与えることを恐れた。そしてPKにならず、それからチームはさらに自信を失ったんだ。彼らの2点目は個のミスからだった。3点目もそうだ。チームは精神的にトライし、トライし、トライし、だが崩れ落ちる。今の彼らはそういった良くない時期にあるんだ」

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