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ハリルJがオマーンで初練習、ピッチ上で相次ぎ“個別面談”

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 日本代表は5日、オマーン入りし、8日のW杯アジア2次予選・シリア戦に向けてマスカット市内で合宿をスタートさせた。現地時間同日夕(日本時間同日夜)に行われた初練習にはFW本田圭佑(ミラン)、FW南野拓実(ザルツブルク)を除く21人が参加。ランニングやボール回しなど、軽めの調整で汗を流した。本田、南野は明日6日の練習から合流する。

 シリアの政情不安により、9月8日のアフガニスタン戦(6-0)に続いて中立地開催となる一戦。日中の気温は40度近くに上り、練習が始まった午後5時半ごろも中東特有のうだるような暑さが残っていたが、午後6時を過ぎるころには日も沈み、若干過ごしやすくなった。シリア戦のキックオフは現地時間午後5時。前半は暑さとの闘いにもなりそうだ。

 軽めの調整となった現地での初練習では、バヒド・ハリルホジッチ監督が練習中に選手を個別に呼び、ピッチ上に座り込んで“個人面談”を行った。最初はMF柏木陽介(浦和)、DF塩谷司(広島)というハリルジャパン初合流の2人を目の前に座らせ、通訳をまじえた4人が車座になった。

 その後は、所属クラブで出番に恵まれていないDF長友佑都(インテル)、DF酒井高徳(ハンブルガーSV)、さらには今回、センターフォワード候補として招集したFW武藤嘉紀(マインツ)、手術明けのMF清武弘嗣(ハノーファー)、9月の合宿をケガで途中離脱したDF槙野智章(浦和)を呼び寄せた。シリア戦までの準備期間はわずか3日。限られた時間を惜しむように次々と選手と膝を突き合わせ、声をかけて回った。

(取材・文 西山紘平)

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