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自身の後任モイーズ監督就任に至った経緯…ファーガソン氏「あの状況下でベストの監督を選んだ」

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 マンチェスター・ユナイテッドの元監督のアレックス・ファーガソン氏が『BBC』のドキュメンタリー番組で、自身の後任にデイビッド・モイーズ監督(現ソシエダ)を指名した経緯を振り返っている。

 モイーズ元監督は、ファーガソン氏が26年間勤め上げたユナイテッドの監督を2013年シーズンより引き継ぐ形で就任。しかし、前年のチャンピオンチームを引き継いだにも関わらず低迷。采配などでもメディアの批判を浴び、シーズン終了を待たずに、わずか8か月で同職を離れることになった。

 就任当時を振り返ったファーガソン氏は「あの状況下でベストの監督を選んだ。私たちは正しい人物を選んだんだ」とし、「あれが誤った決断だとはまったく思っていない。私は今でも良いサッカーのプロフェッショナルを選んだと考えている」と念を押した。

 ただ、「あの状況下」と話したように、多くの監督との交渉が上手くまとまらなかった経緯もあると説明。「私たちは数多くの監督と交渉した」と話すと、「ジョゼ・モウリーニョ監督はチェルシーに戻ってしまったし、カルロ・アンチェロッティ監督はR・マドリーに就任しようとしていた。ユルゲン・クロップもドルトムントと契約してしまい、ルイス・ファン・ハール監督はW杯のためにオランダ代表に残っていた」と続けた。

 また、バルセロナを退任した直後だったジョゼップ・グアルディオラ監督と会食した際に、「何かやろうと思ったら私に電話をくれ」と伝えていたことも明かした。

 そして、モイーズ監督就任が自身の独断で決めたことではないと強調。「君は本当にマンチェスター・Uの将来をたった1人の人間が決められると思っているのかい?そんなことは馬鹿げている」と話した。

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