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同僚が、指揮官が、本家“皇帝”がバイエルンの新“皇帝”を大絶賛

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 4日に行われたブンデス第8節でドルトムントと対戦したバイエルンは5-1の大勝を収め、開幕からの連勝を8に伸ばした。圧巻のゴールラッシュを演じたチームにおいて、DFジェローム・ボアテングの果たした役割は大きかった。

 ブンデスリーガ公式サイトによると、ボアテングはボールタッチ数(90回)、シュートにつながったラストパス数(3本)、パス成功数(66本)と3項目でチームトップの成績を収めている。中でも得点につながった2本のアシストは特筆ものだった。

 スコアレスで迎えた前半26分、最終ラインでボールを受けたボアテングが前線へロングボールを送ると、FWトーマス・ミュラーがワンタッチでGKロマン・ビュルキをかわして先制ゴールを流し込んだ。さらに後半開始早々の同1分には先制場面同様、最終ラインから正確なロングボールを供給して、FWロベルト・レバンドフスキのゴールをアシストした。

 ボアテングにとって2アシストは自身のキャリア初となったようだが、「2回も成功するなんてうれいいよ」と冷静にコメントしている。しかし、アシストを受けたレワンドフスキは「卓越している」と称賛し、ミュラーは「あれこそが彼のクオリティーだ。他とは比較できないよ」と絶賛するだけでなく、ボアテングに“カイザー”(フランツ・ベッケンバウアー名誉会長のニックネームで「皇帝」の意)とあだ名をつけるほどだった。

 またチームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督も「ビルドアップにおいて、ベストな選手の1人」と褒め称えると、本家“皇帝”のベッケンバウアー名誉会長も「この2シーズン、ボアテングは世界でもトップクラスの活躍をしている」と賛辞を惜しまなかった。


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