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C大阪が北九州に競り勝つ! 決勝点の田中裕介「僕らは追いかけるだけ、失うものはない」

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[10.10 J2第36節 C大阪1-0北九州 金鳥スタ]

 自動昇格圏内の2位を目指す4位セレッソ大阪はホームで11位ギラヴァンツ北九州と対戦し、DF田中裕介の移籍後初ゴールで1-0と勝利。4試合ぶりの白星を飾った。一方の北九州は連勝とはならず、2試合ぶりの黒星を喫した。

 試合はMF山口蛍を日本代表で欠くC大阪がボールを支配するも、北九州が少ないチャンスからゴールに迫る。前半10分、DF弓崎恭平の右クロスをクリアに行ったDF山下達也のヘッドがゴール方向に飛び、オウンゴールかと思われたが、わずかに右へ外れる。同20分にはFW原一樹のFKが枠を捉えたが、GK丹野研太のファインセーブに遭った。

 C大阪は前半39分、DF丸橋祐介が前線に入れたロングパスをFW田代有三が胸トラップで相手をかわし、落ち際を左足で合わせたがうまくミートできず。同41分には弓崎のコントロールミスからこぼれたボールを丸橋が田代に入れ、PA手前左45度の位置から思い切りよく右足を振り抜くもゴール左に外れ、前半をスコアレスで終えた。

 後半開始にMFマグノ・クルスと田代に代えて、FW玉田圭司とMF秋山大地を投入したC大阪にアクシデント発生。後半キックオフ直後に浮き球に競り合ったDF染谷悠太が右腕を負傷し、DF中澤聡太との交代を余儀なくされ、早い時間帯で交代枠を使い切ってしまった。

 それでもC大阪は玉田を中心にチャンスを作る。後半12分、玉田の右クロスからMFパブロが中央でつぶれてファーサイドに走り込んだ丸橋が右足で合わせる。これは決め切ることはできなかったが、同15分に玉田のFKを田中が頭で合わせて、先制に成功した。

 北九州もFW大島秀夫らを投入するなど猛攻に出るも、同点のゴールネットを揺らすことができない。逆にC大阪は後半43分にMF関口訓充のスルーパスからFWエジミウソンが左足シュートもGK鈴木彩貴の好セーブに阻まれ、1-0のまま終了。この日、3位アビスパ福岡が5位ジェフユナイテッド千葉に1-0で勝利したため、福岡との勝ち点差は2で変わらず、C大阪は4位キープとなった。

 移籍後初ゴールが決勝点となった田中は、「試合展開は苦しかったが、自分のゴールで勝てたのが良かった。今日は勝ちにこだわっていた。それが結果になって良かった。僕らは追いかけるだけなので、失うものはない。とにかく勝ち点3を取りに行くだけ」と、残り試合勝ち続けることをファンに誓った。

●[J2]第36節 スコア速報

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