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[MOM1514]浦和学院MF高橋光(3年)_ファインショット2発!元代表FWの指揮官から学んだシュート披露

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.10 全国高校選手権埼玉県予選決勝T1回戦 深谷一高 0-5 浦和学院高 深谷一高G]

 緊張感高い決勝トーナメント初戦で5得点。浦和学院高は元日本代表FWの森山泰行監督もシュート練習をしてきた効果を口にしていたが、特に光ったのがファインショット2発をゴールへ叩き込んだMF高橋光(3年)だ。

 まずは後半4分、高橋は「こぼれ球が流れてきた。良いバウンドだったので」と右足一閃。応援席もどよめくような一撃をゴールへ叩き込むと、後半33分には右サイドからのボールが流れてきたところを今度は左足で撃ちぬく。1点目と逆の足から放たれたクリーンショットが再び素晴らしい弾道を描いてゴールへ。「日頃から練習していて、選手権では決めたいと思っていた」というサイドアタッカーによる、圧巻の2発だった。

 日本を代表するストライカーだった指揮官からシュート練習で教わったことはインパクトについて。「しっかりインパクトするというところですね。『慌てないで、落ち着いて、インパクトだけしっかりやれば入る』と日頃から監督から教えてもらっている」。いずれのシュートも強振した感はなかったが、インパクトを大事にしっかりとミート。教えを実践して結果に結びつけた。

 この日は左サイドからの仕掛けで決定機も演出。低い位置まで下がってのキープで、ボールを落ち着かせる役割も果たしていた。それでも「まだまだですね。もっと縦に仕掛けてクロスを上げられる場面があった。そこでサイドが簡単に上げられたら、流れも来て、点も取れたと思います」と首を振る。2日後には昨年敗退した2回戦。高橋は「サイドでどんどん仕掛けてクロス上げたり、自分で中に切れ込んでいって得点に絡んだり、自分でもどんどん得点を取って行きたい」と誓った。初戦以上に縦への仕掛けでチャンスメークし、磨いてきたシュートで再び得点を奪う。

(取材・文 吉田太郎)
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