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豪雨中止の再開試合…横浜FM、延長戦の末にMIO撃破で3回戦進出

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[10.11 天皇杯2回戦再開試合 横浜FM 3-1(延長) MIOびわこ 日産]

 天皇杯は11日、9月6日開催時に豪雨のため中止となった2回戦の再開試合を行い、日産スタジアムで横浜F・マリノスMIOびわこ滋賀が対戦した。後半28分16秒から再開された試合は1-1のまま延長戦に突入すると、延長前半に2点を奪った横浜FMが3-1の勝利を収めた。3回戦に駒を進めた横浜FMは14日に大分トリニータと対戦する。

 9月6日にニッパツ三ツ沢球技場で開催された試合は前半2分にMF村上聖弥の得点でMIOびわこが先制し、後半8分にMFアデミウソンがゴールを奪って横浜FMが1-1の同点に追い付き、迎えた同28分に豪雨のため14分間の中断後、中止が決定。本日は、試合が中断した後半28分16秒より試合が再開された。

 9月6日時点で2人ずつを交代しており、残りの交代枠は1人ずつとなるが、横浜FMはMF齋藤学とDF小林祐三が負傷のため、再開時よりMF藤本淳吾とDF奈良輪雄太に交代(大会再開条件により交代枠に数えない)。また、MIOびわこはベンチ入りしていたMF望月聖矢が負傷のため、再開時よりMF柳澤隼に入れ替え(補充)になった。

 MIOびわこのゴールキックから再開された試合は、横浜FMが徐々に攻撃のリズムを生み出し、後半32分には藤本がミドルレンジからシュートを放ったが枠を捉え切れず。さらに同39分、右サイドを突破した奈良輪のクロスをDF下平匠がヘッドで狙うも枠上に外れてしまった。

 するとMIOびわこがセットプレーの連続から好機を生み出すが、GK飯倉大樹の好セーブに阻まれるなどネットを揺らすには至らない。横浜FMは同44分、右サイドからドリブルで切れ込んだMF仲川輝人のパスを受けたMFアデミウソンのシュートが枠を捉えるがGK永冨裕尚にストップされ、勝ち越しゴールが生まれないまま後半終了を迎えた。

 1-1のまま延長戦を迎えても、横浜FMが主導権を握って試合を進める展開は変わらず。延長前半4分には右サイドからのクロスを仲川が合わせてゴールを脅かしたが、永冨にストップされてしまう。しかし同5分、右サイドの奈良輪が送ったクロスをアデミウソンがヘッドで決めて横浜FMがスコアを2-1とした。さらに同14分にはアデミウソンのスルーパスから抜け出したFW伊藤翔がネットを揺らし、リードは2点差に広がった。

 攻撃の手を緩めない横浜FMは延長後半4分、抜け出したアデミウソンが決定機を迎えたがシュートは永冨に阻まれてしまう。MIOびわこはカウンターからゴールを狙おうとしたが横浜FM守備陣を攻略できず、なかなかシュートまで持ち込むことができなかった。同12分にはMF喜田拓也が強烈なミドルシュートでゴールを脅かしたが永冨の横っ飛びのセーブに遭うなど、その後スコアは動かず。3-1の勝利を収めた横浜FMが3回戦進出を決めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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