Jリーグは14日、9月度の「明治安田生命Jリーグ　コカ・コーラ 月間MVP」を発表し、J1は浦和レッズに所属するGK西川周作(写真左)、J2はアビスパ福岡のGK中村航輔(同右)が受賞した。西川は13年シーズン7月度、14年シーズン7月度に続き3度目の受賞。中村は初受賞となった。西川には賞金30万円、中村には賞金20万円が贈られる。

　西川の選考理由について、選考委員は「9月に開催された全3試合にフル出場し、失点を2に抑え3連勝に大きく貢献した」と説明。特に第2ステージ第12節鹿島戦で被シュート27本を浴びながらも「スーパーセーブを連発し、相手の決定機をことごとく防いだ」と評価し、また「特徴の一つでもある正確なフィードはフィールドプレイヤーのような正確さで、攻撃への起点となる場面も多くみられた」としている。

　9月開催の全4試合にフル出場して1失点と堅守の立役者となった中村については、「第31節から第33節では3試合すべて1点差での勝利であった。特に第31節讃岐戦では相手のPKを見事なセーブでストップし、チームに勝ち点3をもたらした。GKの中では小柄ながら気迫あふれるプレースタイルは川口能活選手(岐阜)を彷彿とさせる」と高く評価した。

※中村の写真は3月11日に行われたU-22日本代表対U-22ミャンマー戦のもの