Jリーグは14日、9月度の月間ベストゴールを発表した。サンフレッチェ広島のFW浅野拓磨が9月12日に行われた第2ステージ第10節山形戦(○3-1)で決めた70メートル独走ゴールが受賞した。

　浅野のゴールは2-1で迎えた後半34分に生まれた。自陣でボールを受けた浅野は鋭い反転から大きく蹴り出して一気に相手選手を振り切ると、スピードに乗ったドリブルでPA内まで運んで右足でネットを揺らした。

　選考委員は技術的な観点から「自陣でボールを受けたのち約70メートルを一気に独走するスプリント力、またその中で冷静に相手GKの動きを読み取り、股を抜くシュートの技術は圧巻であった。ファーストタッチで押し出す角度とタイミングが完璧であり、相手選手が追いつけないほどのスピードが存分に活かされたプレー。若き日のマイケル・オーウェン(元イングランド代表FW)を彷彿とさせる長距離のドリブルからのゴールであった」と評価。

　また、選考委員は戦術的な観点からは「独走する浅野選手に最後まで並走して相手DFをボールに寄せ付けない動きをみせた柏選手がいたからこそのゴール。チームはこの試合で勝利したことにより2ndステージ1位となり、その後首位の座を奪われることなく快進撃を続けている」としている。

※写真は第2S第12節清水戦のもの


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