元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏は、指導者としてチームを率いることを望んでいる。だが、イタリア代表の次期監督になることだけを希望しているわけではないと語った。

　イタリア代表のアントニオ・コンテ現監督は、EURO2016終了後に退任する意向とも言われている。そのため、メディアは早くも次期監督候補を報じており、カンナバーロ氏もその一人だ。

　カンナバーロ氏は広州恒大で、師であるマルチェッロ・リッピ元イタリア代表監督の後任を務めた。一部のイタリアメディアは、このときと同じように、ディレクターにリッピ氏、指揮官にカンナバーロ氏という“二頭体制”をイタリア代表が採用する可能性も伝えている。

　今後が注目されるカンナバーロ氏は、次のように述べた。イタリアメディアが報じている。

「私がイタリア代表指揮官に? 大事なのは、私が監督をやりたいと望んでいることだ。コンテが退任したイタリア代表はどれだけの物を失うか? たくさんだよ。アントニオはとても素晴らしい指揮官だからね」

　イタリア代表のキャプテンとしてワールドカップを制し、優勝トロフィーを掲げたカンナバーロ氏は、EURO2016本大会に臨むイタリア代表について次のように述べている。

「EUROでイタリアはうまくやれるか? それはみんなが望んでいることだ。我々全員がイタリアのサポーターなんだよ」