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香川、武藤ともに決定機逃す…ドルトムントが4戦ぶり白星

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[10.16 ブンデスリーガ第9節 マインツ0-2ドルトムント]

 ブンデスリーガは16日、第9節1日目を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でFW武藤嘉紀の所属するマインツと対戦し、2-0で勝った。香川はトップ下、武藤は1トップで先発し、ともに後半38分までプレー。それぞれ決定機はあったが、決め切ることはできなかった。

 マインツは前半6分、左サイドをオーバーラップしたDFピエール・ベングトソンの折り返しに走り込んだ武藤が左足で合わせたが、シュートはミートし切れず、GKロマン・ビュルキがキャッチ。ドルトムントも同14分、MFマルコ・ロイスが香川とのワンツーから右足ミドルを放つが、GKの正面を突いた。

 両チームの日本代表選手がチャンスに絡むと、均衡が破れたのは前半18分。ドルトムントはGKのロングキックからこぼれ球を拾ってMFヘンリク・ムヒタリアン、FWピエール・エメリク・オーバメヤンとつなぎ、最後はPA内でフリーになったロイスが左足でゴールに流し込んだ。

 ロイスの7試合ぶりとなる今季3ゴール目で先制したドルトムント。対するマインツも前半33分、武藤の獲得したFKをMFハイロ・サンペリオが直接狙ったが、シュートはGKビュルキの手をかすめてクロスバーを直撃した。

 1点リードで前半を折り返したドルトムントは後半立ち上がりの1分、ムヒタリアンのスルーパスに抜け出したオーバメヤンがDFニコ・ブンガートに倒される。PAぎりぎりの位置だったが、主審はPKの判定。ところが、キッカーを務めたロイスのキックはGKロリス・カリウスの好守に阻まれ、こぼれ球に詰めたDFパク・チュホのシュートも枠を捉えられなかった。

 守護神のビッグセーブに応えたいマインツ。後半14分、MFユヌス・マリのラストパスから武藤がゴール前に抜け出し、フィニッシュにまで持ち込むが、シュートは至近距離でビュルキに阻まれる。ドルトムントも同17分、DFマティアス・ギンターのスルーパスに香川が反応。PA内右に抜け出し、右足を振り抜いたが、わずかにゴール左へ外れた。

 武藤、香川ともに決定機を生かせず、試合は1点差のまま終盤に入る。ドルトムントは後半35分、ムヒタリアンのスルーパスに反応したオーバメヤンが左足で狙うが、ゴール左へ。開幕8戦10発のオーバメヤンはリーグ記録を更新する開幕9試合連続ゴールを決めることはできなかったが、直後に待望の追加点をアシスト。後半37分、相手DFのバックパスをカットしたオーバメヤンのラストパスからムヒタリアンが相手GKもかわして左足で無人のゴールに流し込んだ。

 点差が2点に開いた直後の後半38分に香川、武藤ともに途中交代。試合はそのままタイムアップを迎え、2-0の完封勝利をおさめたドルトムントが4試合ぶりの勝ち点3を獲得した。トーマス・トゥヘル監督は昨季まで指揮した古巣の本拠地で白星。マインツは2試合ぶりの敗戦で、今季5敗目を喫した。

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