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ここに来て足踏み続ける首位大宮、ホームで徳島に今季初の逆転負け

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[10.18 J2第37節 大宮1-2徳島 NACK]

 大宮アルディージャがホームで徳島ヴォルティスに1-2で敗れた。2連敗、3戦勝ちなしとなった大宮。自動昇格決定間近と思われたが、2位・磐田と勝ち点6差、3位・福岡とも同8差に詰まってしまった。

 先制は大宮だった。前半20分、MFカルリーニョスのFKをファーサイドで粘って頭に当てたDF片岡洋介がゴールに押し込み、3試合ぶりとなる先制点を奪った。

 ただここ2試合、勝利から見放されている大宮は、その後のチャンスを決めきることが出来ない。前半42分にはゴール前で波状攻撃を見せたが、GK長谷川徹の好守に遭い、追加点を挙げることは出来なかった。

 すると前半アディショナルタイム、徳島がチャンスを確実にものにする。セットプレーの流れで右サイドにいたDFアレックスのクロスに188cmMFキム・ジョンミンが飛び込み同点。前半のうちに試合を振り出しに戻した。

 そして勢いに乗ったまま後半に突入した徳島は、後半早々、試合をひっくり返す。3分、右サイドからのCKを獲得すると、アレックスのキックは、ニアで飛んだキムの頭上を越える。しかしその裏にいたのはFW佐藤晃大。ダイビングヘッドでDFの前に入ってボールを触り、逆転弾を押し込んだ。

 逆転を許した大宮はもう攻めるしかない。後半18分にMFマテウス、同38分にはFW富山貴光を投入して、同点ゴールを目指す。しかし同43分に得たビッグチャンス。左サイドから入れたカルリーニョスのFKをムルジャが頭で合わせたが、またも長谷川に防がれてしまった。今季は先制した試合は21戦連勝だった大宮だが、初の逆転負けを喫してしまった。

 敵地で首位撃破の徳島は、2戦ぶりの白星。勝ち点は49に伸びて、10位に浮上した。残り5試合でプレーオフラインの6位・千葉との勝ち点差は5になった。決勝点を挙げた佐藤は「プレーオフに向けて負けられない一戦だった」と会心の勝利を喜ぶと、「首位相手にアウェーで勝てたことを勢いにしたい」と残り試合の全力プレーを誓っていた。
 

●[J2]第37節 スコア速報

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