beacon

デパイは「哲学」習得中 ファン・ハールはディ・マリアやファルカオの二の舞いを懸念

このエントリーをはてなブックマークに追加

 マンチェスター・ユナイテッドルイス・ファン・ハール監督は、今季チームに加入したFWメンフィス・デパイがまだ自身の「哲学」に適応できていないと認め、MFアンヘル・ディ・マリアやFWラダメル・ファルカオと同じ轍を踏むべきではないと警告している。

 PSVで昨季エールディビジ得点王に輝き、今夏のユナイテッドの補強の目玉として期待されていたデパイ。だがプレミアリーグ8試合の先発出場で1ゴールにとどまり、移籍市場の最後に加入したFWアントニー・マーシャルのセンセーションの影に隠れてしまった感がある。

 17日のプレミアリーグ第9節エバートン戦では今季初めて先発を外れ、不出場に終わった。オランダ代表としてファン・ハール監督のチームでのプレーを経験していたデパイだが、まだチームの哲学に適応できていないとして、アシスタントコーチのライアン・ギグス氏から特別指導を受けているのだという。

 エバートン戦後にファン・ハール監督が次のように語ったとして、イギリス複数メディアが伝えている。

「ライアンがアドバイスをしてくれているが、彼の行動について責任を持っているのは彼自身だ。チームの哲学を尊重しなければならない」

「一部の選手たちがチームの哲学に合わせられないのを見てきた。選手を獲得する前には分からないものだ。待ってみなければならない。アンヘル・ディ・マリアやファルカオに起こったようなことだ」

 大きな期待を受けながらも十分な活躍を見せられずユナイテッドを去ったディ・マリアやファルカオの例を教訓とすることができるだろうか。指揮官はデパイへの信頼を失ってはいないと強調した。

「もちろん、私はまだ彼のことを信じているよ。若い選手たちの問題は、コンスタントにプレーできないことだ。そこを学ばなければならない。彼に時間を与えるべきなんだ」

●プレミアリーグ2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP