beacon

残り5節…改めて決意示す千葉FW松田「一つでも上を目指す」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[10.18 J2第37節 千葉 2-2 大分 フクアリ]

 古巣との対戦となった。びわこ成蹊スポーツ大在学中の13年に大分トリニータの特別指定選手として9試合4得点の活躍を見せたFW松田力は、ジェフユナイテッド千葉の一員として大分戦を迎えた。

「僕の特長を分かっている選手も多かったので、やりづらい部分もありました」と語った松田は、2トップの一角として出場。最前線で体を張ってボールを収めようとするが、相手の激しい守備になかなか前を向いてプレーできない。すると、前半21分と同35分に大分に得点を許して2点のビハインドを背負ってしまう。

 後半10分にFWネイツ・ペチュニクの得点で1点を返すと、大分は5バックにシステムを変更。「相手が引いてスペースがなくなり、中が密集していた」とゴール前への進入回数が限られた松田は、ゴールを奪うことなく同33分にピッチを後にすることになった。

 8月に名古屋から期限付き移籍で加入した松田は、千葉での先発デビューとなった第29節長崎戦から2試合連続ゴールを記録。第33節栃木戦では2得点を奪ってチームを勝利に導くなど、チームに勢いをもたらした。

「もちろんチームの勝利が第一」と前置きしつつ、ここ4試合無得点ということもあり、「ただ、僕のゴールで勝てるのが一番うれしいですね」とゴールへの強い意欲を示した。残り5試合、「絶対にプレーオフ圏内に入り、一つでも高い順位を目指す」と語るアタッカーがチームに勝利をもたらすゴールを狙う。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
[J2]第37節 スコア速報

TOP