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[CL]モウリーニョ、欧州でも審判批判 ベンゲル発言をまねたのは処分回避のため?

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 チェルシーは20日、チャンピオンズリーグ・グループG第3節でディナモ・キエフと対戦し、敵地で0-0と引き分けた。ジョゼ・モウリーニョ監督は、PKが与えられなかったことに不満があるようだ。そしてそれを表すのに、“スペシャル・ワン”らしい表現を用いている。

 前節でポルトに敗れ、勝利が欲しかったチェルシーは、16分にMFセスク・ファブレガスが倒されたものの、PKの笛は鳴らず。結局、最後まで得点を奪うことができず、勝ち点1を手にして3位変わらずという状況でグループステージ前半戦を折り返した。

 モウリーニョ監督はダミル・スコミナ主審のレフェリングを評価しながらも、セスクが倒された場面がPKにならなかったことはミスだったと考えている。試合後、『BTスポーツ』で次のように述べた。イギリスメディアが伝えている。

「主審は弱く、甘かった。大きなPK(判定)だったよ。明らかなPKだった。分からない。主審は見ていなかったのかね? 主審は非常に良かったと思っているよ。これは真面目に言っている」

「弱くて甘い」という発言は、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が今季のプレミアリーグでチェルシーに敗れた際、主審を批判するのに用いた言葉だ。

 先日、「審判はチェルシーに有利な判定を下すことを恐れている」と発言し、イングランドサッカー協会(FA)から罰金と執行猶予つきの1試合停止処分を科されたモウリーニョ監督は、ベンゲル監督の発言が処分にならなかったことを指摘。FAの対応が違うとして不満を表していた。

 モウリーニョ監督はこのとき、「FAの処分で分かったのは、『恐れている』と言えば罰せられ、『弱くて甘い』と言うのは構わないということだ」と述べている。今回はその表現を使った形だ。

 だが、“スペシャル・ワン”はさらに、ラグビーのW杯で物議を醸したジャッジも例に出し、スコミナ主審の判定に対する不満を続けた。

「彼は一つのミスをした。例えばラグビーW杯のスコットランド戦で、主審は非常に良かったが、一つのミスをしてスコットランドが泣くことになった」


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