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G大阪・長谷川監督が過密日程に苦言「本当に考慮していたのか」

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[10.21 ACL準決勝第2戦 G大阪0-0広州恒大 万博]

 長谷川健太監督が過密日程に苦言を呈した。

 ガンバ大阪は21日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の第2戦、ホームでの広州恒大(中国)との一戦に、0-0で引き分けた。敵地での第1戦を落としていたG大阪にとっては、絶対に勝利が必要だった一戦。しかし最後まで広州に守りきられ、4強での敗退が決まった。

 ACLと並行して、リーグ戦、そしてナビスコ杯、天皇杯の戦いも続けているG大阪。その日程は、勝ち上がれば勝ち上がるほど過密になり、選手たちのコンディションにも確実に影響を及ぼしていた。

 敗軍の将が語ることではないのかもしれない。ただ、長谷川監督は黙ってはいられなかった。「日程的な部分が…」と話し始めると、言葉があふれ出た。

「Jリーグには考慮して優遇してもらったが、勝てば勝つほど、今回も5連戦があったりと苦しかった。ステージが進むにつれて重要な一戦が多くなってくる。グループリーグでの戦いの日程はどこの国も一緒かなと思うが、大会が進むにつれて、若干の考慮はしてほしいなと思いました」

「今回は負けてしまいましたが、勝っていれば7連戦が待っていた。そうなると決勝を戦えたのかなと。どこかを捨てないと難しい状況になっていたと思う。勝ち上がった時の日程を本当に考慮していたのかというのがある。今後、そういうところまで含めて考えてくれれば、ACLに出るチームは戦いやすくなると思います」

 興行面を考えれば、やむを得ないこともある。ただ現場から出た切実な声。指揮官の思いは届くのだろうか。

(取材・文 児玉幸洋)

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