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浦和、猛追F東京から逃げ切る…年間上位対決は計7ゴールの大熱戦に

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[10.24 第2ステージ第15節 F東京 3-4 浦和 味の素]

 J1は24日、第2ステージ第15節を行い、味の素スタジアムでは年間順位3位のFC東京と年間順位2位の浦和レッズが対戦し、浦和が4-3の勝利を収めた。

 ホームのF東京は10月17日に行われた第14節湘南戦から先発2人を入れ替え、MF羽生直剛とFW河野広貴がスターティングメンバーに名を連ねた。一方の浦和は前節G大阪戦からMF梅崎司に代えてFWズラタンを先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 先制したのはアウェーの浦和だった。前半11分、左サイドを突破したMF宇賀神友弥のクロスをGKブラダ・アブラモフがクリアミスすると、こぼれ球に反応したMF柏木陽介が蹴り込んでスコアを1-0とした。さらに同14分には、右サイドから展開されたボールを最後はMF武藤雄樹が右足ダイレクトで合わせて豪快にネットに突き刺し、リードを2点差に広げた。

 しかし、F東京がすぐさま1点を返す。前半17分、中盤でボールを受けたME米本拓司の鮮やかなスルーパスからFW東慶悟が最終ラインの裏に抜け出すと、寄せてくるDF槙野智章を振り切って右足でゴールネットを揺らし、1点差に詰め寄った。だが同27分、左サイドから鋭く切れ込んだ武藤のパスを受けたMF関根貴大のシュートは相手DFにはね返されたものの、こぼれ球を関根自ら蹴り込んで再び浦和がリードを2点差に広げた。

 スコアが激しく動いた前半を浦和が3-1とリードして折り返すと、後半開始直後の1分、右サイドを突破した河野のパスを受けた東が右足で狙うも、ボールはゴール右へと外れてしまう。すると後半17分、浦和が鮮やかな連係から追加点を奪取する。ゴール前で武藤、ズラタンとつなぐと、最後は攻撃参加した槙野が右足でネットに突き刺してリードを3点差に広げた。

 しかし、ここからF東京が猛反撃に出る。後半29分にDF太田宏介のクロスをMF高橋秀人がヘディングで叩き込んで1点を返すと、さらに同39分には太田が蹴り出したCKの流れから最後は高橋が押し込んでついに1点差に詰め寄った。その後も同点ゴールを狙うF東京が攻勢を掛けたが、後半アディショナルタイムの東のシュートが西川にストップされるなど、体を張った守備でしのぎ切った浦和が逃げ切って4-3の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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