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山形のJ2降格が決定…神戸は渡邉千真のハットで残留決める

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[10.24 J1第2ステージ第15節 神戸3-1山形 ノエスタ]

 モンテディオ山形のJ2降格が決定した。年間順位で降格圏の17位に位置する山形は、勝ち点8差で追う年間15位ヴィッセル神戸と敵地で対戦し、1-3で敗れた。この結果、2試合を残して16位以下が確定。1年でのJ2降格が決まった。

 引き分け以下なら他会場の結果に関係なく、降格が決まる山形。立ち上がりから積極的な入りを見せたが、徐々に神戸が押し返す。神戸は前半16分、DF安田理大のミドルシュートのこぼれ球をMF森岡亮太が左足で押し込み、ゴールネットを揺らしたが、トラップの際にハンドの反則を取られ、ノーゴールの判定だった。

 それでも前半22分、MFチョン・ウヨンのスルーパスから安田が左サイドのスペースに飛び出し、ゴール前にグラウンダーのクロス。これをFW渡邉千真が滑り込みながら右足で押し込み、先制点を奪った。

 今節での降格阻止には2点が必要になった山形。失点直後の前半25分、右CKからDF石川竜也がショートコーナーでMF小椋祥平につなぎ、小椋の右クロスにFWディエゴが頭で合わせたが、ゴール右へ外れる。同43分にもPA内左で粘ったMFロメロ・フランクのクロスからフリーのディエゴがヘディングシュートを放つが、枠を捉え切れず、決定機を生かせなかった。

 1点ビハインドで折り返した後半12分、山形はMFアルセウがゴール前にFKを蹴り込むと、渡邉のクリアがキックミスとなり、自陣ゴールに吸い込まれるオウンゴール(公式記録はアルセウの得点)。ラッキーな形で同点に追いついた山形だったが、直後に勝ち越された。

 神戸は後半15分、FW石津大介がDF北本久仁衛とのワンツーから中央を突破し、スルーパス。PA内に走り込んだ渡邉が左足ダイレクトでゴールに流し込んだ。“オウンゴール”のミスを帳消しにする渡邉の2点目で2-1。後半43分にはカウンターから途中出場のMF増山朝陽がドリブルでPA内右に切れ込み、折り返しを渡邉が右足で流し込んだ。

 渡邉のハットトリックにより3-1で残留争い直接対決を制した神戸は勝ち点を35に伸ばし、新潟を抜いて年間14位に浮上。16位松本が敗れたため、降格圏との勝ち点差が「8」に広がり、2試合を残してJ1残留を決めた。

[J1]第2ステージ第15節1日目 スコア速報

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