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ユナイテッド優勢もチャンス生かせず…170回目のマンチェスター・ダービーは両者譲らずスコアレスドロー

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[10.25 プレミアリーグ第10節 マンチェスター・U 0-0 マンチェスター・C]

 プレミアリーグは25日、各地で第10節2日目を行った。オールド・トラフォードではマンチェスター・ユナイテッドマンチェスター・シティとの170回目となる“マンチェスター・ダービー”が行われ、0-0の引き分けに終わった。

 ユナイテッドは右SBにMFアントニオ・バレンシアが入り、21日の欧州CLグループリーグ第3節CSKAモスクワ戦で温存したMFフアン・マタが先発復帰。トップ下にはMFアンヘル・エレーラが入り、引き続き、FWウェイン・ルーニーが1トップ起用されている。一方でシティは、FWセルヒオ・アグエロとMFダビド・シルバが欠場。MFヤヤ・トゥレが2列目に入り、DFビンセント・コンパニが先発復帰している。

 シティは前半12分、MFラヒーム・スターリングがMFフェルナンジーニョとのワンツーからPA内に侵入し、右足シュートも相手DFに阻まれる。同41分にはMFケビン・デ・ブライネの右CKからトゥレがヘッドも枠を捉えきれず、先制点を挙げることができない。

 対するユナイテッドはボールを支配するもなかなかチャンスを作ることができない。FWアントニー・マルシャルが左サイドからカットイン、マタがピッチを幅広く動き回るなどしたが、シティの守備を崩すことができない。それでもDFマルコス・ロホが好調のデ・ブルイネの突破を許さないなどシティにも決定的な場面は作らせなかった。

 スコアレスで迎えた後半6分、ユナイテッドは右CKからファーサイドのDFクリス・スモーリングがヘッド。中央でMFモルガン・シュネデルランも飛び込んだが押し込むことができない。同17分には中盤でスライディングでカットしたボールが相手DFの背後へ転がり、マタが反応するもタイミング良く飛び出したGKジョー・ハートにクリアされた。

 なおも攻め込むユナイテッドは後半22分にマタに代えてMFジェシー・リンガード、同29分にMFバスティアン・シュバインシュタイガーに代えてMFマルアン・フェライニを投入し、攻勢を強めた。シティも同32分にトゥレに代えてDFマルティン・デミチェリスを入れて、流れを変えようとした。

 後半40分にこの試合最大の決定機が訪れる。ユナイテッドはマルシャルが左からカットインし、浮き球パス。これに反応したリンガードが抜け出して右足ボレーもクロスバー直撃。同43分にもFKからフェライニがヘッドで折り返したボールをスモーリングが右足で合わせたが、GKハートの好セーブに阻まれ、チャンスを生かしきれなかった。

 結局、試合はそのまま0-0で終了。ユナイテッドは60%近いボール支配率も最後までゴールが遠かった。一方でシティは、チャンスらしいチャンスを作ることができず、今季初の引き分けに終わった。

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