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16歳にポジション奪われたミランGK、その対応は?

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 ミランは25日のセリエA第9節サッスオーロ戦で、16歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマを起用した。ポジションを奪われた形のGKディエゴ・ロペスは、シニシャ・ミハイロビッチ監督の決定を尊重すると述べている。

 ミハイロビッチ監督はミッドウィークの親善試合に続き、公式戦でも16歳と若いドンナルンマをチョイスした。レアル・マドリーで一時レギュラーも務め、スペイン代表経験を持つD・ロペスだけに、一回り以上年下のドンナルンマにポジションを奪われたことは、屈辱だったに違いない。

 だが試合後、33歳D・ロペスは大人の対応を見せている。イタリアメディアがコメントを伝えた。

「僕は冷静だよ。落ち着いている。自分の仕事に自信を持っているんだ。僕はここに来て1年半だけど、ミランでは約40試合でプレーした。良い数字だと思う。監督の決定を尊重するよ。この偉大なクラブに敬意を払っているのと同じだ。チームメートを支えるよ」

 一方、ミハイロビッチ監督はドンナルンマの起用について、試合後にこう説明している。

「テクニカルな選択だ。私はD・ロペスを非常に評価しているが、この数週間はドンナルンマの方が良かったと思ったからこそ起用した。私は年齢を気にしない。優れた選手かどうかを見る。ドンナルンマは良い練習をしているし、今は彼の方が私に自信を与えてくれるんだ。若手を使わないと文句を言うのに、使うと問題になるんだね」

「今後については、様子を見よう。失点するときは、全員の責任だ。(ドンナルンマがFKで)自分に近いサイドに決められたのは確かだが、勝つときも負けるときも、11人の問題だよ」

 また、アドリアーノ・ガッリアーニCEOもD・ロペスに言及している。

「監督には、最もコンディションが良いと思うGKを起用する権利と義務がある。我々はD・ロペスを全面的に信頼しているよ。彼が少し苦々しく思っていることは理解している。だが、監督の選択を尊重しなければいけない」


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