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昨日は左、今日は右、慣れないSBも…DF中野「与えられたポジションで結果出す」

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 U-22日本代表候補は28日、佐賀でのトレーニングキャンプ4日目を迎えた。前日の福岡大との練習試合をスコアレスドローで終えたチームは、円陣を組んでミーティングを行うと、フィールドプレーヤーとGKに別れてトレーニングを開始した。

 フィールドプレーヤーはランニング後に30分ほどボールを使ったトレーニングを行い、狭いエリアでのボール回しを終えるとフォーメーション練習に移行。4-4-2のシステムを採用して、主にサイドを使った攻撃の動きを確認した。

■フォーメーション練習時のポジション
FW:荒野、金森、中島、浅野、前田、鎌田
右サイドハーフ:野津田、関根
左サイドハーフ:為田、矢島
ボランチ:大島、遠藤、原川、喜田、秋野、川辺
右SB:中野、室屋
左SB:山中、亀川
CB:奈良、岩波、中谷、三竿

 その後、ハーフコート形式の8対8を行い、4日目のトレーニングを終えている。

 今回、手倉森ジャパンに初招集されたDF中野嘉大(川崎F)は前日の福岡大戦で左SB、この日の練習では右SBを務めた。所属する川崎Fではサイドハーフとして結果を残しており、「もちろん前でやりたい気持ちはある」とはっきりと口にしながらも、「ただ、今は(手倉森誠)監督からはSBで求められています。あまりやったことのないポジションですが、与えられたところでしっかり結果を出したい」と前向きに捉えている。

 初招集を受けたことに対して、「今まで全然かかわることがなかったですがやっと入ることができ、代表になれるチャンスをもらえました」と話すと、五輪をより現実的に考えられるようになったと語っている。「自分次第で呼ばれる可能性も、残れる可能性もあるので、そこは意識します」と目標として掲げつつも、「ただ、自分の良さを出していかないと生き残れない」とまずは手倉森ジャパン生き残りを誓う。

 29日には練習試合の鳥栖戦が控えている。「攻撃の部分はアピールしていきたいと思っているので、突破をするだけでなく、ボールを落ち着かせたり、自分のところで起点になりたい」。今回の代表“候補”合宿でアピールし、その先の『U-22日本代表』につなげていきたいと意気込んだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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