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デシャン監督、ポグバとプラティニ氏らとの比較を懸念「彼は10番ではない」

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 フランス代表のディディエ・デシャン監督はユベントスのMFポール・ポグバは“10番”タイプの選手だとは思っていないようで、かつてユベントスやフランス代表として活躍したミシェル・プラティニ氏やジネディーヌ・ジダン氏らと比較されることを懸念している。イタリア紙『トゥットスポルト』が報じた。

 12年8月にマンチェスター・ユナイテッドからユーベに加入したポグバ。同年10月に移籍後初ゴールを挙げると、12-13シーズンでリーグ戦27試合に出場し、5得点を挙げ、2連覇に大きく貢献。一躍トップクラスの選手へと躍り出た。さらに13-14シーズンは36試合7得点、昨シーズンは26試合8得点と中心選手としてチームを4連覇に導いた。今夏はバルセロナなどへの移籍の報道もあったが残留し、今シーズンからFWカルロス・テベスの移籍で空き番号となった「10」をつけることになった。

 同紙のインタビューに応じたデシャン監督は、「彼は素晴らしいレベルにある選手だ」とポグバを絶賛しつつも、今回の背番号変更については「彼は10番ではない」と言い切っている。その具体例として、9月4日に行われたポルトガル代表戦でのポグバのトップ下起用について話した。

「ポジションが高すぎるかと最初は不安だったが、終わるころには完全に後ろに下がっていた。この試合では良くなかったが、チームには必要だった。彼が素晴らしい選手だということは知っているが、トップ下で使うという可能性は捨てるだろう。中盤としては守備にも貢献しなければならない。それは彼の本意ではないかもしれないが、チームのためには重要だよ」

 デシャン監督は背番号10のポグバが、プラティニ氏らと比較されたり、チームのリーダーになろうという責任感がプレッシャーになるのではないかと懸念している。しかし、ポグバ本人は「ただの数字だ。僕はいつだってチームのために全力でプレーしているんだ」と、重圧はないと否定している。

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