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[選手権予選]「自分たちの力を出すことができれば、絶対に全国制覇できる」全国総体16強の草津東が13発発進:滋賀

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[10.29 全国高校選手権滋賀県予選2回戦 草津東高 13-0 長浜北高 ビッグレイクB]

 第94回全国高校サッカー選手権滋賀県予選は29日、2回戦を行った。2連覇を狙う草津東高は前半6分に奪ったMF犬飼廉(3年)の先制点を皮切りにゴールラッシュを展開し、長浜北高に13-0で大勝した。草津東は10月31日の3回戦で膳所高と対戦する。

 2年連続での選手権出場を目指す草津東の初陣は、仕上がりの良さを示した一戦だったと言える。対峙した長浜北は総体予選の初戦で、9-0と大勝した相手だが、「高校サッカーでメンバーを落としたり、気持ちの隙を見せれば、チームの歯車が狂ってしまうので、気が緩まないように気をつけていた」(小林茂樹監督)と主力を揃えて試合に挑み、キックオフと同時に怒涛の攻撃を開始した。まずは前半6分、自陣でボールを受けたMF山本悠樹(3年)が大きく左に展開すると、受けたMF鎌田麓(3年)が縦を突破。ゴール前に通したパスを犬飼が決めて先制した。12分には中央でのボール回しからPA左に侵入した鎌田がシュートを打つと、GKが弾いたボールをFW高橋晃平(3年)がプッシュし、ゴールネットを揺らす。続く16分にも、左ポストに当たったDF上林聖矢(3年)のシュートを高橋が押し込み、3点差とした。

 幸先の良いスタートを切った草津東だったが、以降は攻め込みながらもゴールラッシュが続かない。守備も被シュート0本を目標に掲げていたが、MF山本琢真(3年)が「前回の長浜北よりもレベルアップしていた。前は守備を固めて、カウンター狙いという感じだったけど、今回はドンドン裏をとったり、前に来る姿勢が強くて驚きました」と振り返ったように、夏とは違う長浜北に手を焼き、21分には本職GKながらも、1トップに入ったFW内堀大海(3年)にゴール前まで運ばれ、シュートを打たれた。

 嫌な流れを断ち切ったのは35分。山本悠のスルーパスから、ゴール前に抜け出した高橋がGKとの1対1を落ち着いて決めて前半を終えると、後半4分にも鎌田のクロスを山本悠が合わせて5点目をマークした。以降は10分弱の間にMF北川卓(3年)、山本悠、鎌田が得点を奪い、リードは一気に8点差に。前半で試合の大勢を決めながらも、「後半は、次の試合への準備。後半の立ち上がりから仕掛ける場面を想定していた」(小林監督)ため、スタメンを変えずに後半に挑んだ草津東だが、15分にMF澤嵩明(2年)ら3選手を投入した。

 最終的にはスタメンから6人が変わったが、それでも攻撃力が落ちないのが、今年の草津東らしさ。24分に右CKのこぼれ球をDF加藤拓(3年)が押し込み加点すると、残り15分を切ってからは途中出場選手がゴールを奪って存在をアピール。FW村上駿(2年)が2得点、DF倉田拓実(2年)、MF田中悠介(3年)が1得点ずつ加え、13-0というスコアで試合を終えた。

 大勝を飾ったものの、小林監督が「今日はどこか気持ちの隙があったね。最後の所で悪いボールの獲られ方をしたり、守備でバタバタしたり。どこか集中力を欠いていた」と試合を評し、選手たちに「一戦一戦きちんとやっていかない全国に行けない」と語り掛けたように、草津東に浮かれた様子はない。山本琢が「早い段階で点を獲れたのは良かったけど、ゴール前でもたつく場面やシュートチャンスを逃す場面があった。守備の面では、攻める機会が多い分、守備リスクが疎かになっていた」と反省の弁をこぼしたのも、滋賀県を制するのではなく、あくまで日本一が目標だから。鎌田が「自分たちの力を出すことができれば、絶対に全国制覇できると思うので一戦一戦頑張りたい」と意気込んだように、3回戦以降も気を抜くことなく、勝利を積み上げるつもりだ。

(取材・文 森田将義)
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