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完敗G大阪、指揮官の言い訳もむなしく「家本主審ということで…」

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[10.31 ナビスコ杯決勝 鹿島3-0G大阪 埼玉]

 何も出来なかった。序盤から主導権を握られたガンバ大阪は、試合が進んでも流れを引き寄せることがで出来ない。そして後半に3失点して敗戦。「今日は完敗です」。長谷川健太監督も素直に認めるしかなかった。

 ハーフタイム、指揮官はイレブンを鼓舞した。「戦わないと勝てない!」。球際の部分で負けていると感じたためと説明したが、もう一つ、家本政明主審の判定基準を把握するのに多少時間がかかったことを挙げた。「今日は家本主審ということで、他のレフェリーだったら取るかなというファウルを流されたりした場面があった。相乗効果もあって、鹿島にペースが行った」。ただこれも敗軍の将が語っては、言い訳にしかならない。

「雰囲気であったり、コンディションを含めて調整できなかったのは私の責任。しっかり切り替えないといけない」

 7日に行うリーグ戦では、広島との大一番を迎える。相手は第2ステージ優勝のかかる一戦。そしてG大阪としてもチャンピオンシップ出場圏内の3位を死守するべく、絶対に負けられない試合になる。「しっかり切り替えないといけない」。指揮官が繰り返したように、G大阪に落ち込んでいる暇はない。
(取材・文 児玉幸洋)

●ナビスコ杯2015特設ページ

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