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武藤が初のハット達成!!後半ATに劇的同点弾

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[10.31 ブンデスリーガ第11節 アウクスブルク3-3マインツ]

 ブンデスリーガは31日、第11節2日目を行い、FW武藤嘉紀の所属するマインツは敵地でアウクスブルクと対戦し、3-3で引き分けた。武藤は前半18分に2戦連発となる先制点を決めると、同30分にも追加点。チームはその後3失点し、2-3と逆転を許したが、後半アディショナルタイムに武藤が劇的な同点弾。自身初のハットトリックを達成し、土壇場でドローに持ち込んだ。

 マインツは前半18分、MFパブロ・デ・ブラシスがドリブルで強引にPA内に切れ込み、左サイド深い位置からゴール前に折り返すと、武藤がスライディングしながら左足で押し込み、先制点を奪った。

 武藤は前節のブレーメン戦(1-3)に続く2試合連続のゴール。ブンデスリーガ初の2戦連発で今季通算4得点目を挙げると、前半30分にもMFユヌス・マリの突破からマリのパスをMFハイロ・サンペリオがワンタッチでつないで武藤が右足で蹴り込んだ。

 ブンデスリーガ初ゴールを含む2得点を決めた8月29日のハノーファー戦(3-0)以来、自身2度目のドッペルパック(1試合2ゴール)を達成した武藤。これで今季通算11試合出場で早くも5ゴールとなった。

 ところが、アウクスブルクは前半42分にDFポール・フェルハーフのPKで1点を返し、後半立ち上がりの5分にはMFク・ジャチョルが同点ゴール。あっという間に2点ビハインドを追いついた。攻勢を強めるアウクスブルク。劣勢のマインツも粘り強く耐えていたが、後半36分、MFカイウビのスルーパスからMFラウール・ボバディジャが左足でゴールネットを揺らし、ついに3-2と逆転に成功した。

 前節終了時点で最下位に低迷していたアウクスブルク相手にまさかの逆転負けかと思われた後半アディショナルタイム、マインツは右クロスをDFシュテファン・ベルがつなぎ、武藤がPA内左でボールをキープ。冷静に右足を振り抜き、ゴールにねじ込んだ。今季通算6ゴール目となる劇的な同点弾で3-3のドロー。武藤にとってはJリーグも含めたプロキャリアで初のハットトリックとなり、チームの連敗も2でストップした。

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