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長友、左SBで首位完封!インテルがローマを直接叩いて首位浮上!!

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[10.31 セリエA第11節 インテル1-0ローマ]

 セリエAは10月31日、第11節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルはホームでローマと対戦し、1-0で勝利した。2連勝で勝ち点を24に伸ばしたインテルが、ローマを逆転して首位に浮上した。

 前節27日のボローニャ戦で5戦ぶりの勝利を挙げたインテル。今節は勝ち点2差で首位に立つローマをホームに迎えての大一番となった。中2日で迎えていた前節を欠場した長友は、満を持して、左SBで先発。チーム内の序列が上がっていることを伺わせた。

 長友は首位ローマの強力アタッカー陣と対峙することになった。最初に直接マッチアップしたのはFWジェルビーニョ。しかしスピードに惑わされることなくしっかり対応。さらに途中から右に回ったFWモハメド・サラーにも落ち着いた対応を見せる。前半28分にはサラーに一瞬の隙で裏を取られたが、DFジェイソン・ムリージョが寄せてシュートコースを消すなど、チームメートもしっかりカバーした。

 そして前半31分、インテルに待望の先制点が生まれる。FWステファン・ヨベティッチからのパスをミドルレンジで受けたMFガリー・メデルが思い切って右足ミドルを狙う。グラウンダーのシュートはGKボイチェフ・シュチェスニーの指先を抜けて、ゴール左隅に収まる。守備の人の“ゴラッソ”でインテルが先に試合を動かした。

 インテルが1点リードで折り返した後半。ローマがやはり攻勢を強める。ただここでも長友が存在感を見せる。後半12分にはロングパス一発で裏に抜けようとするサラーに体を当てて対応。同16分にもサラーの抜け出しに遭うが、しっかり戻ってちゃんとしたシュートを打たせなかった。

 リードを守りに入るインテルに後半28分、さらに追い風が吹く。長友のパスを手で止めたとしてMFミラレム・ピャニッチにイエローカードが出る。ピャニッチには前半にも警告が出ており、2枚目で退場。インテルが残り時間、数的優位を持って試合を進めることになった。

 インテルはフル出場した長友の活躍もあり、このままリードを守り抜いた。ここまで11試合11得点のインテルは、2試合連続となる今季6度目の“ウノゼロ”を記録。抜群の守備力で、奪首に成功した。


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