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札幌、ATの劇的逆転弾で千葉との死闘制す!! 小野&稲本が“先発初共演”

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[11.1 J2第39節 札幌 3-2 千葉 札幌ド]

 J2は1日、第39節を行い、札幌ドームではともにプレーオフ出場を目指す13位のコンサドーレ札幌と8位のジェフユナイテッド千葉が対戦し、札幌が後半アディショナルタイムの劇的弾で3-2の逆転勝利を収めた。

 2試合連続完封負けを喫している札幌は、元日本代表MF小野伸二とMF稲本潤一をリーグ戦では初となる同時先発起用して、この一戦に臨んだ。

 立ち上がりこそ札幌がシュートまで持ち込むシーンを作り出すが、前半9分に千葉がゴールを脅かす。ミドルレンジからMF水野晃樹が右足でゴールマウスを捉えるシュートを放ったものの、GKク・ソンユンに弾き出されてしまった。すると、同24分に千葉をアクシデントが襲う。稲本と接触して負傷した水野が、MF谷澤達也との交代を余儀なくされた。

 スコアが動かないまま試合が進む中、前半アディショナルタイムに千葉がビッグチャンスを迎える。FWネイツ・ペチュニクの浮き球のパスから左サイドを抜け出したFW森本貴幸が、PA内でク・ソンユンのファウルを誘ってPKを獲得。これをネイツが落ち着いて蹴り込み、千葉が先制に成功した。

 1-0と千葉がリードして後半を迎えると、開始早々の後半1分、小野がミドルレンジから狙ったシュートはFW都倉賢に当たってコースが変わりゴールに向かったもののポストに阻まれる。さらに同19分には左サイドのDF福森晃斗のクロスをMF石井謙伍が折り返したボールからFW荒野拓馬が決定的なヘディングシュートを放ったが、好反応を見せた高木に弾き出されて同点ゴールとはいかなかった。

 しかし攻勢を強める札幌が後半24分、ついに千葉ゴールをこじ開ける。小野とのパス交換で右サイドを駆け上がった石井が送ったクロスを福森がヘッドでねじ込み、試合を振り出しに戻した。だが後半29分、左サイドのDF金井貢史が上げたクロスがそのままゴールマウスに吸い込まれて千葉が勝ち越しに成功する。

 再びリードを許した札幌だったが、すぐさま同点に追い付く。後半31分、右サイドからDF河合竜二が送ったクロスをDF上原慎也がヘッドで折り返すと、最後は石井が押し込んでスコアを2-2とした。

 その後、両チームともにゴールを脅かす場面を作り出すものの、両GKの好セーブもあって勝ち越しゴールはなかなか生まれない。しかし、4分間と表示されたアディショナルタイムにドラマは待っていた。アディショナルタイムも4分を過ぎたところで札幌がCKの好機を得る。GKのク・ソンユンもゴール前まで上がったラストプレー。一度千葉に弾かれたボールを福森が左足でゴール前に送ると上原がヘッドでネットを揺らし、札幌が3-2の劇的な逆転勝利を収めた。


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