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首位タイ浮上を逃したナポリ、サッリの試合後の不満はピッチとジャッジ

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 ナポリは1日のセリエA第11節で、ジェノアと敵地で0-0と引き分けた。公式戦での連勝が7で止まったマウリツィオ・サッリ監督は、「結果は仕方がない」としつつ、ピッチコンディションや判定への不満をうかがわせている。

 多くのチャンスをつくったナポリだが、第5節カルピ戦以来となるスコアレスドローで連勝がストップ。前日の試合でローマが敗れていたため、勝てば首位タイとなる一戦で勝ち点2を落とす形となった。

 サッリ監督は試合後、「少し運が足りなかった」とコメント。一方で、ピッチ状態への不満をうかがわせた。イタリアメディアが伝えている。

「ピッチについて言及せざるを得ない。このコンディションで重要な試合を行うべきではないよ。イングランドではこんなピッチがあるかい? 我々はスタジアムなどの設備だけでなく、ピッチについても後れを取っている。私はイングランドのサッカーが好きだ。常に1タッチ多くせざるを得ないようなピッチで、アグレッシブなチームを見ることは難しい」

「我々はトライした。相手に多くを許さず、こちらはチャンスをつくったんだ。だが、結果は仕方がない。すべての試合で圧倒できるわけじゃないんだ。ジェノアとの対戦は常に難しい。多くのチームがここで苦しむはずだ」

 サッリ監督が不満に思ったのは、ピッチコンディションだけではない。前半、FWゴンサロ・イグアインがジェノアDFニコラス・ブルディッソに倒された場面の判定にもこう述べている。

「明らかなPKだった。我々は相手のペナルティーエリア内で最もプレーしているチームだが、今季はまだPKがないんだ。不思議だね。ある意味、一つの“データ”だよ。最後にどうなるか、見てみよう。映像で見直す限り、PKがあっただけじゃなく、DFも退場になるべきだった」

 過密日程の影響も考慮するサッリ監督は、怒りはないともつけ加えている。

「チームが少しキレを失うのは普通のことだ。ただ、勝つこともできた試合だったけどね。チャンスはつくったんだ。結果は残念だよ。だが、チームは活発だった。我々は最後まで気迫をもって勝利を目指したんだ。私は怒ってなどない。選手たちのパフォーマンスを称賛したよ」

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