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アンチェロッティ、希望はイングランド? 「でもチェルシーには…」

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 チェルシー? バイエルン? 休暇中のカルロ・アンチェロッティ氏は、どちらのチームの指揮官にもすぐに就任することはないと考えているのかもしれない。

 低迷が続くチェルシーは、ジョゼ・モウリーニョ監督を解任した場合、アンチェロッティ氏を後任候補の一人にみていると言われる。一方、ジョゼップ・グアルディオラ監督との契約が今季で満了となるバイエルンも、アンチェロッティ氏への興味が噂されているところだ。

 だが、アンチェロッティ氏はイタリア『スカイ・スポーツ』で、次のように述べている。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』や『レプッブリカ』などが伝えた。

「イタリア復帰の可能性も排除はしない。ただ、国外で続けたいと思っている。私はずっと、プレミアリーグにとても魅力を感じ、イングランドでは居心地が良かったと言ってきた。だが、どこへも行く用意がある。7月からリスタートだ」

「噂については、いつもと同じですべておしゃべりに過ぎないよ。モウリーニョは苦戦しているが、チェルシーは彼を続投させるという非常に明確な決定をした。私の復帰? チェルシーには、問題を解決するための理想的な指揮官がいる。一方のグアルディオラはバイエルンで問題を抱えていないし、変えるつもりがないだろう」

 アンチェロッティ監督は古巣のレアル・マドリーとラファエル・ベニテス監督にも言及した。

「失点が少なくて、負けていない。チームはソリッドさを身につけた。だからこそ、ベニテスは守備的とレッテルを貼られたのだろう。だが、あれだけの選手たちがおり、何よりもレアル・マドリーである以上、守備的などあり得ない」

 近年まれに見る接戦となっているセリエAについては、どう見ているのだろうか。

「拮抗していて、どうなるか分からないリーグになっているね。フィオレンティーナとナポリが非常に良いプレーをしている。インテルのようなチームは闘志とソリッドさがあるね。面白いリーグだ。ミランとユベントスが戻ってきているし、最後まで分からない、サプライズのあるリーグとなるだろう」

「スクデット候補? ローマだ。前線のクオリティーが素晴らしく、中盤は非常にソリッドだ。勝利への意欲もある。だが、ナポリも非常にうまくやっているよ。インテルはスペクタクルではないが、とてもソリッドだ」

 古巣ミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督にも言及した。

「ミハイロビッチはミランにとって適切な人材だ。ラツィオ戦では自信を取り戻し、順位を挽回するための重要な結果を残した。監督には時間が必要なものなんだよ。特に大きな変化があったときはね。結果が出るのはそれからなんだ。シニシャにはパーソナリティーがあり、サッカーを知っている。ビッグクラブの環境も分かっているし、これまでに素晴らしい経験を積んできた」


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