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[CL]レアルが決勝T進出!! 緊急投入ナチョの“思わぬゴール”でパリSGとの無敗対決制す

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[11.3 欧州CLグループリーグ第4節 R・マドリー 1-0 パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、グループリーグ第4節1日目を行い、A組ではともに2勝1分無敗のレアル・マドリー(スペイン)とパリSG(フランス)が対戦し、レアルが1-0の完封勝利を収めて決勝トーナメント進出を決めた。

 前半17分、サンティアゴ・ベルナベウに乗り込んだパリSGをアクシデントが襲う。FWクリスティアーノ・ロナウドにプレッシャーを掛けたMFマルコ・ベッラッティが負傷し、MFアドリアン・ラビオとの交代を余儀なくされた。しかし同22分には好機を迎え、左サイドのDFマクスウェルからボールを受けたFWズラタン・イブラヒモビッチが右足で狙いすましたシュートを放ったが、ボールはゴール右へと外れてしまう。

 すると、今度はホームのレアルにもアクシデントが発生。前半33分にDFマルセロが負傷して、DFナチョ・フェルナンデスが投入された。だが、緊急投入されたナチョが大仕事をやってのける。投入からわずか2分後の同35分、MFトニ・クロースのシュートのこぼれ球に反応したナチョがダイレクトでゴール前に送ったボールはバウンドすると鋭いスピンがかかり、そのままゴールマウスに吸い込まれてレアルが先制に成功した。

 先制を許したパリSGは反撃に出るが、前半37分にFWエディンソン・カバーニの左サイドからのパスを受けたラビオが胸トラップから放った強烈なシュートはポストを叩いてしまう。さらに前半アディショナルタイムにはMFアンヘル・ディ・マリアの鮮やかなスルーパスからカバーニが完全に抜け出すも、GKケイラー・ナバスに距離を詰められてシュートをジャストミートさせることができなかった。

 レアルが1-0とリードしたまま後半を迎えると、後半6分にMFイスコがミドルレンジから放ったシュートがDFダビド・ルイスに当たってゴールを襲ったものの、好反応を見せたGKケビン・トラップに阻まれてしまう。さらに同28分には右サイドのMFルーカス・バスケスのクロスからフリーになったイスコが狙ったが、これもトラップにストップされて追加点とはいかなかった。

 同点に追い付きたいパリSGは後半30分、MFブレズ・マトゥイディに代えてFWルーカスを投入する。同34分にはCKのキッカーを務めたディ・マリアが直接ゴールを狙ったが、ボールはポストを叩き、さらに同44分にはゴール前で得たFKを直接狙ったディ・マリアのシュートがゴールを脅かすも、今度はクロスバーに阻まれてしまった。同点ゴールが生まれないまま試合終了のホイッスルが吹かれ、ナチョが奪った1点を守り切ったレアルが1-0の完封勝利を収めてグループリーグ突破を早々に決めた。


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