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未だ止まないスターリングへの批判…人種差別コメント相次ぐ

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 一部のリバプールのファンはマンチェスター・シティへ移籍したFWラヒーム・スターリングを許す気はないようだ。今夏の移籍市場でリバプールからシティへ移籍したスターリング。移籍が噂された際には、一部のサポーターが激怒し、スターリングの3歳の娘を脅迫する事態となっていた。

 騒動は収まらないままにシティへの完全移籍が正式決定。イングランド人選手の史上最高額である移籍金4900万ポンド(約94億円)で決着した。しかし、移籍から約2か月が経った今もスターリングとその家族へ脅迫は止まないのだという。英『ミラー』が伝えている。

 スターリングは2日に『インスタグラム』へ愛娘のメロディー・ローズちゃんと姪とともに映った笑顔の自撮りを投稿。「娘と姪と過ごした完璧な日曜日」というコメントが添えられていたが、この幸せそうな家族の一枚に無関係の中傷コメントが殺到したのだ。

 なかには「黒人が馬鹿な家族とともに写真を撮ってやがる。燃えてしまえばいいのに」といったものや、「全部カネ目当ての卑怯者だよ、お前は」という内容のものまである。

 クラブを去ったスターリングへ激怒するファンは、過去に投稿した愛娘の写真にまで脅迫コメントを続けており、事態は収拾がついていない。

 一部の良識あるファンは「いい加減にしろよと言いたくなるような子どもが何人もコメントしているな」と冷静な目を持っているものの、収まる気配はないようだ。

 なお、スターリングの恋人であるペイジ・ミリアンさんは、恋人への脅迫や人種差別的コメントを受けて、自身のSNSへ鍵を掛けざるを得ない事態に陥っているという。

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