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本田が後半28分から出場も…今季初のスコアレスでミランの連勝は3でストップ

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[11.7 セリエA第12節 ミラン0-0アタランタ]

 セリエAは7日、第12節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは、ホームでアタランタと対戦し、0-0で引き分けた。ベンチスタートとなった本田は、後半28分から5試合連続の途中出場を果たしたが、勝利に導くことはできなかった。

 今季初の3連勝を飾るなど、復調気配を見せるミラン。今節は3トップの一角であるFWジャコモ・ボナベントゥーラが出場停止。本田の先発起用も期待されたが、シニシャ・ミハイロビッチ監督は、20歳FWエムベイェ・ニアンの起用を選択した。またDFラインでは、前節のラツィオ戦で今季ファーストタッチで得点を奪ったDFフィリップ・メクセスを先発復帰させた。

 前半、主導権を握ったのはミランだった。特に今季初出場となったニアンがいいアクセントになる。前半21分にはニアンのパスを受けたFWカルロス・バッカがシュートを狙うが、DFのブロックに遭ってしまう。同38分にはニアンが左サイドを強引に突破し、自らゴールを狙うが、ゴールネットが揺れることはなかった。

 スコアレスで折り返すと、後半は一転、アタランタのペースになる。しかしここで魅せたのが、4試合連続でスタメン出場を続けるGKジャンルイジ・ドンナルンマだった。後半18分、右クロスを頭で合わせたMFルカ・チガリーニのシュートをビッグセーブで防ぐと、直後のFWマウリシオ・ピニージャの決定機も弾ききる。同24分には左クロスを合わせたMFアルベルト・グラッシの左足シュートも足に当てて、ゴールを許さなかった。

 ハーフタイムにDFマッティア・デ・シリオを下げて、DFダビデ・カラブリアを投入していたミランは、後半19分にFWルイス・アドリアーノを入れて2トップに変更。そして同28分に3枚目のカードとしてニアンを下げて本田を投入。積極的な交代策で局面の打開を図る。本田はそのまま左MFに入った。

 しかしゲームは動かない。アディショナルタイムも含めて、ここ最近では最長の20分近い出場時間を得た本田だが、ほとんどボールを触ることが出来ない。後半43分にはミハイロビッチ監督が、第4審判の方を目がけてペットボトルを蹴ってしまい、退席処分が命じられる。歯車がかみ合わなかったミラン。試合は今季初のスコアレスに終わり、連勝も3でストップした。


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