beacon

「目標はスクデット」から一転…ベルルスコーニ、スコアレスドローのミランにおかんむり

このエントリーをはてなブックマークに追加

 3連勝と調子を取り戻したチームを見て、ミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長は「最大限」を目指せると考えていたようだ。だが、7日の試合でその考えを改めたかもしれない。

 4試合負けなしで7日のセリエA第12節アタランタ戦に臨んだミラン。試合前、ベルルスコーニ名誉会長は好調のチームについて、報道陣から「スクデットを狙えるか」と問われると、次のように答えている。イタリアメディアが伝えた。

「常に目指さなければいけない。いつだって最大限を狙う必要がある。我々はミランだからだ」

 だが、ミランはアタランタ戦で得点を奪うことができず、0-0のドローで4連勝を逃した。それどころか、より多くの決定機をアタランタにつくられ、16歳のGKジャンルイジ・ドンナルンマのファインセーブ連発に救われた形だ。

 当然、ベルルスコーニ名誉会長も試合後はトーンダウン。ミランのプレーに満足しているかと問われると、「満足? バカにしているのかい?」といら立ちをうかがわせた。

 ミランの出来に対する不満をうかがわせたベルルスコーニ氏は、一方で対戦相手のアタランタを称賛している。アタランタのエディ・レヤ監督が、試合後にベルルスコーニ名誉会長がアタランタのロッカールームを訪れ、賛辞を寄せてくれたと明かした。

「彼は素晴らしい紳士だよ。会長が相手を称賛し、『おめでとう。(アッリーゴ・)サッキが率いたミランのようだった』と言ってくれるなんてね。誰もが驚いたよ。(アタランタの)選手たちもみんな立ち上がり、彼に拍手していた。ベルルスコーニ会長は、我々が勝たなかったことに感謝もしていたよ」

●セリエA2015-16特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP