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「日本戦はパーティータイム」番狂わせの再現狙うシンガポール

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 シンガポール代表のベルント・シュタンゲ監督が11日、シンガポール市内のホテルで記者会見を行った。12日のW杯アジア2次予選でホームに日本を迎え撃つシンガポール。「明日の試合は素晴らしいイベントであり、我々にとって大きなチャレンジになる。試合を楽しみにしているし、選手にとってはパーティータイムだ」。指揮官は格上である日本との試合をそう位置付けた。

 6月16日に埼玉スタジアムで対戦したときは0-0で引き分けた。日本の猛攻に耐え抜き、GKイズワン・マフブドがビッグセーブを連発。敵地で貴重な勝ち点1を獲得した敵将は「期待されていなかった結果を生み出した。一つのセンセーションになった」と手放しで喜んだ。

 しかし、5か月が経った今、「トーキョーでのことがアクシデントだったのか、もう1回サプライズを起こせるのか見てみたい」と表情を引き締める。

「日本のチームにはドイツやイングランド、オーストリア、イタリアで活躍している選手がたくさんいる。交代選手も含めて、そのレベルにある。我々はそういうチームを相手にしなければならない。自分たち自身の力を信じて、自信を持って戦う必要がある」

 それでも、何が起こるか分からないのがサッカーでもある。「サッカーはウサイン・ボルトがいればいいわけではない。11人対11人でやるのがサッカーであり、2部、3部のチームが1部のチームを倒す可能性もある。アウトサイダーのほうがやりやすいこともある」。虎視眈々と番狂わせの再現を狙っている。

(取材・文 西山紘平)

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