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パリのショックを抱えてプレーオフに臨んだイブラヒモビッチ「試合に集中するのは難しかった」

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 14日に行われたEURO2016予選プレーオフ第1戦の試合で、スウェーデンはデンマークをホームに迎えて2-1の勝利を収めた。FWズラタン・イブラヒモビッチは、パリで発生した同時多発テロが心理面に影響したことを認めている。

 前日に開催されたフランス対ドイツ戦の会場スタッド・ドゥ・フランスの周辺も含め、パリ各所で発生したテロは多くの死傷者を出すことになった。パリSGでプレーして4年目を迎えるイブラヒモビッチにとってもショックの大きい出来事だったことは想像に難くない。

 試合では決勝点となるPKを決めるなどスウェーデンを2-1の勝利に導いたイブラヒモビッチだが、やはり平常心で試合に臨むのは難しかったようだ。スウェーデン『カナル5』での試合後のコメントを『ロイター通信』が伝えている。

「悲しく悲劇的なことだ。このようなことは起こるべきじゃない。亡くなった方々や遺族を支えたいと思う。必死に試合に集中しようとしたが、すごく大変なことだったよ」

 エリック・ハムレン監督もテロ行為を非難し、スポーツを通してテロに屈しない姿勢を見せることの重要性を強調した。

「恐ろしく卑劣なことが起こってしまった。チームが集まったときに話をしたが、悪しきものが勝利を収めることは許されないと示さなければならない。こういうときだからこそサッカーは大事なものだ」

 ホームで先勝したとはいえアウェーゴールを奪われ、EURO2016出場に向けて決して楽観はできない状況のスウェーデン。17日にはアウェーでの第2戦に臨む。


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