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ドイツ対オランダ開催へ 「テロに屈することはない」

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 ドイツサッカー連盟(DFB)は、17日に行われるオランダ代表との国際親善試合を開催する意向を強調した。「テロには屈しない」という立場をアピールしている。

 パリで起きた同時多発テロ事件を受けて、ドイツ対オランダのフレンドリーマッチを開催するかが注目されていた。13日にフランスと対戦したドイツは、スタッド・ドゥ・フランスで一夜を過ごし、14日に帰国した。当初の予定では、そのままオランダ戦が行われるハノーファーへ向かうはずだったが、DFBは選手たちを一度帰宅させている。

 それでも、DFBはオランダ戦を戦うことを決めた。ラインハルト・ラウバル暫定会長が、DFB公式サイトでこのように述べている。

「メッセージはクリアだ。我々がテロに屈することはない。チームがパリであの恐ろしい経験をしてから数日でオランダ代表との試合に臨むことは、不可欠なシグナルだろう」

 ドイツ代表のチームマネジャーを務めるオリヴァー・ビアホフ氏は、こう話した。

「チームとして連帯感を示すために立ちたい。フランス国民、犠牲者の親族とともにいることを示したい。選手、コーチ、スタッフ全員に、まだ強い衝撃が残っている。だが、全員で同時に同じシグナルを発信し、代表チームとして我々の価値観や文化のために努力することの重要性を理解している」

 この試合にはドイツのアンゲラ・メルケル首相も観戦に訪れることが決まり、この時期にピッチでプレーすることに意義があると考えている。

 なお、フランス戦を終えたチームからは6選手が離脱した。DFジェローム・ボアテングとヨナス・ヘクトルは負傷でオランダ戦を回避。GKマヌエル・ノイアー、MFバスティアン・シュバインシュタイガー、FWルーカス・ポドルスキは休養となる。MFレロイ・サネは当初の予定どおり、フランス戦後にU-21代表へと移り、U-21オーストリアとの試合に向けて準備をしている。
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