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弱気のカンボジア監督「日本はレベルが違う」「引き分けも難しい」

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 17日のW杯アジア2次予選で日本代表と対戦するカンボジア代表のイ・デフン監督が16日、プノンペンのナショナルオリンピックスタジアムで公式会見を行った。

 9月3日に埼玉スタジアムで対戦した際は0-3。しかし、「アウェーで対戦したときよりも難しくなるのではないかと思っている。日本は我々よりレベルが高く、日本は我々よりしっかり準備をしている」と弱音が漏れた。

 同じ東南アジアのシンガポールから移動してきた日本に対し、カンボジアは同じ12日にイラン・テヘランでアフガニスタンと対戦した(結果は0-3)。ホームとはいえ、日程面では日本よりも厳しい。カンボジアはここまで2次予選で6戦全敗のE組最下位。FIFAランキングでも183位と、E組の5チームの中で最も低い(日本は50位)。

 今年6月に日本と0-0のスコアレスドローを演じたシンガポールから何かヒントを得られたのではないか? 報道陣からの質問に「あの試合はシンガポールがラッキーだった。日本は東南アジアとはレベルが違う。プレーするのは難しい」と答え、引き分けでもこれ以上ない結果だとの認識を示した。

「明日の試合、我々は引き分けられたら良いなと思っているが、選手のコンディションを考えると、引き分けでも実現は難しいだろう」。そう率直に認めたうえで、「私の選手たちは日本の選手との対戦から何かを学ばないといけない。そのための良い機会と捉え、チャレンジしてほしい」と、あくまで胸を借りるスタンスを強調した。

(取材・文 西山紘平)

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